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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

サイクリング 

2012年05月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 

 
四季があるというのは有難い。ここに住むと、春夏秋冬四季の変化にメリハリがあって、その景色の美しさに毎年歓声をあげている。暑さを感じる夏は短く冬、春、秋の景色には眼をみはるものがある。中でも新緑の春は、嬉しい。緑という色は心を落ち着けてくれるが、その緑の中に咲く様々な花が、何か幸せを運んできてくれたように感じるのは私だけではあるまい。
 
週に一度の買い物も、その道中の景色の変化を楽しみにしている。この時期は一週間ごとに見事に変身する自然の姿に感動する。買い物を済ませ、高齢者温泉利用券がなくなったので発行してもらうため、午後から私は自転車に乗って村役場まで行くことにした。
車では、よほどの急傾斜でなければ上り坂を感じないが、自転車では少ない傾斜でも強く実感するものだ。家を出て西の方向へと進むのだが、ほとんどペダルをこぐ必要はなく、スイスイと風をきって進む。プリンスランド森の街、花の街を突っ切って細原ゲートから五文路経由で大前駅を目指す。風、音、匂い、すべて新鮮で心は踊る。軽快に走る姿は気持ちよさそうに見えるのだろう、途中で出会った農家の人と挨拶を交わすと、気持ちいいでしょうと、明るい声が還ってくる。
 
大前駅の手前では、13カ所のヘアピンカーブの急坂を下る。両方のブレーキは、握ったままの状態が続き、帰路、もしまたこの道を引き返すなら、ここだけは自転車を押して歩くことになるに違いないと思ながら、急坂のため、景色を見る余裕はない。JR吾妻線の線路を越え、吾妻川に架かる橋を渡り、往路の登りはここだけという急坂を登りきると、国道144号に出る。そして、目の前に村役場がある。約8kmの距離を26分で走破、ブレーキをかけながら、最高時速39キロ、平均速度13キロでまったく疲労感はなく、ほとんど汗もかかなかった。
 
帰路は、国道144号を三原方面へ下り、途中で近道をするため右折するが、ここからが登りの始まりとなる。そしてこの登りが、復路の最大の難所だった。ギアを切り替え、ふうふういいながら登る坂は、途中で右側に炭焼き小屋が見える。実はこの冬、天気が続いたので大丈夫だと思い、この道へ入り、大変なことになった経験を思い出した。他の車がぜんぜんいなければ、何とか通行できたかも知れないが、前を行く軽自動車が離合のため停車したが、そのままズルズルと下がりはじめ、私の車の直前でやっと止まった。私の車も進むことが出来ず、地元の人たちに助けていただいた苦い思い出がある。冬場の凍結した登りの道路は、その傾斜角度に関係なく、とても危険だという教訓を得たが、今日は自転車である。最後の急傾斜の場所でついにペダルをこぐ事を断念した。数十メートルの距離を、自転車を押しながら歩き、有料道路に続く道へ出た。
 
ここでしばらく休むことにして用意していたパンを取り出し、水を飲む。冷たい水が食道を通り胃袋へと落ちていくのがはっきりと分かる。水がこれほど旨いとは、長い間忘れていた味だった。
水音がするので、ガードレールをこえて覗いてみると、滝が見えた。周りの美しい緑にしぶきが飛び、自分にもそのしぶきがかかっているような錯覚にとらわれる。マイナスイオンが充満する
 
その場所でしばらく休んで、再び自転車を跨いだ。
ここからは有料道路と書かれた標識の場所を左折し、北軽井沢方向へ向かい、途中で右折して鎌原小学校のところへ出るが、ここがまた急傾斜の上り坂。ギアを一番軽いのに切り替えるが足の回転は速くなり、スピードがでないので、ふらふらとハンドルがゆらぐ。
炭焼き街道と呼ばれるこの道には、何カ所かの炭焼き小屋があり、材料の薪がたくさん積まれていた。有料道路の現在では無人化している料金所のところを渡ると、プリンスランドのシャンポール通りを経由してホテルグリーンプラザへ到着するが、ここまでもすべて上り坂だ。
結局、トータル約20㎞のサイクリングは、1時間48分。往路が下りばかりという事は、復路は上り坂となる事は当然であるが、急傾斜の場所は限られているので、辛抱するのは2〜3カ所だ。
 
自転車は素晴らしい。ガソリンもいらないし、健康的である。しかし、それをこぐ人間の燃料は少々高くつくのである。夕方からは温泉につかり、その後のビールや赤いワインの味が格別であったのは言うまでもない。
 
 

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