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(新)ごんぼねっこ日記

睨む目が優しかった 

2012年04月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 スイセン。 ジサマの庭では植えっぱなし。 本当は、7月頃一度掘り起こし 霜が降りる前の10月頃に植え付けるといいらしい。 植えっぱなしでもこんなにいい花。 ちゃんと手入れしたらどんなになるのか。 * * * 新しい部が出来て間もなく。 ジサマが宿直の日だった。 宿直室のフスマをたたく音がした。 戸を開けると、保護者がひとり。 一升瓶を持って入ってきた。 「バドミントン部をつぐるんだってが?」  言葉は静かだったが、抗議に来たのだった。 持ってきた一升瓶が空になるまで飲んだ。 「強くしないままで、さっさと転任なんてすんなよ。」 帰るときに睨まれた。 さすがに足がふらついていたが、睨む目は優しかった。  * * * あのとき、 「3年目には県で優勝します。」 なんて言った。 簡単に出来るわけがない。 自分が一番分かっている。 酔ってなければ言える言葉ではなかった。 好きなことを言い合った。 好きなことを言えた。  ああいう保護者がジサマを見守ってくれていた。

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