メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

平成の虚無僧一路の日記

「御前 (ごぜん、おんまえ、おまえ)」 

2012年04月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「午前様」といえば、午前0時を過ぎて帰宅する夫。
「御前様」と書けば、主(あるじ)を敬っていう言葉。

「御前(ごぜん)」とは、天皇の前での会議を「御前会議」と
いうように、本来は尊いお方の「御前」(おんまえ)だったのが、
江戸時代以降、「御前」(おまえ)となると、同僚か
それ以下に対する呼びかけとなる。

辞書では「御前」は

?「おおまえ(大前)」の音変化で、神仏・貴人の
“前”を敬っていう。転じて、間接的に人物を表し、
 貴人の敬称となる。

? 「御前(ごぜん)」は、近世前期まで 男女ともに
 目上の人に用いた敬称。あなたさま。

?「おんまえ」が「おまえ」と変化して、近世末期から
 親しい相手や同輩以下を やや見下して呼ぶ語となった。


辞書の説明には載っていないが、「常盤御前」「袈裟御前」
「巴御前」「静御前」と、「御前」をつけて呼ばれる女性は、
源平争乱期限定の、著名人の「奥方様」のようだ。それ以前も
以後も「○○御前(ごぜん)」と呼ばれる女将はいない。

近世以降、「御前(ごぜん)」が「奥方」に変わっていく。
源平の頃までは女性も積極的に前に出ていたのが、江戸時代、
屋敷の奥に閉じ込められる存在となったのだ。

「男尊女卑」は江戸時代以降と私は考えている。

そして、江戸時代「御前(ごぜん)」とは「旗本」や家老、
奉行挌ぐらいの「侍」に対して使う呼称となった。将軍や
殿様の御前(おんまえ、ごぜん)に出て「お目見え」できる
資格のある人という意味か。

それを、庶民は「おまえ、おめぇ」と、同僚や夫婦間でも
使いこなしてしまうのだから、すごい庶民パワーだ。

日本語は、時代によって、また相手と自分の上下関係で
呼び方も変わる。これを外人に教えるのは大変だ。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ