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平成の虚無僧一路の日記

「兄妹心中」と「女虚無僧」 

2012年04月17日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



明治の中ごろ、京都で「兄妹心中」という事件があった。
それを受けてか、こんな俗謡が 和歌山県の港町の売春宿で
働く女たちの間で流行ったという。

和歌山県新宮に伝わる歌詞は
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「私の夫は虚無僧吹きよ、歳は19で、その名は正夫。
夫 殺してくだしゃんしたら、添うてあげます 一夜
二夜でも三夜でも。言うてお清はひとまに下がり、
さあさこれから支度にかかる。(中略)深い編み笠 
面手にかぶり、一尺五寸の尺八笛を 瀬田の唐橋 
笛吹いて渡る」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お清という女性の夫は「虚無僧」とは驚き。明治時代は
虚無僧は法令で禁止されていたはずだ。(となると 
この唄は 昭和の戦後のものかとも思えるのだが)。

さて、そのお清、兄に関係を迫られる。兄妹近親相姦。
夫への貞節を貫くため、お清は「虚無僧の夫を殺してくれ」と
頼む。そして自らが虚無僧に変装して、兄に討たれるという
ストーリーなのだ。


「袈裟御前」の話と類似している。ただ「顔が
わからぬ虚無僧」に変装しているというのが特異。
大津絵に描かれる「女虚無僧」からイメージして
作られた歌なのか、この歌から「大津絵」が描かれ
たのか、時代が特定できないのがザンネン。

尺八を「一尺五寸」としているのが気になる。
女だから短い尺八にしたのか、江戸時代初期の
「三節切(みよぎり)」なのか。

虚無僧が流しの曲として吹く曲に『恋慕流し』と
いうのがある。江戸時代、女物の着物を着た
派手な「伊達虚無僧」というのが流行った。
「女虚無僧」はホントに居たとは思えないのだが、
江戸時代の浮世絵にはいくつか描かれている。

虚無僧には、どこか「艶っぽい色気」が漂うのだ。

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