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平成の虚無僧一路の日記

奇跡の復活「オークラウロ」 

2012年04月09日 外部ブログ記事
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「オークラウロ」は、ホテルオークラの創業者「大倉喜七郎」が
考案・制作した幻の楽器。フルートを縦にし、尺八の歌口を
つけたもの。「金管多孔尺八」だ。
「大倉(オークラ)」と、古代ギリシャの縦笛の名「アウロス(Aulos)」
をあわせて、「オークラウロ」と命名された。

大倉喜七郎は、実業家で、日本屈指の趣味人であり、カーレース、
やゴルフ、囲碁、洋楽、舞踊、義太夫、地唄、長唄、常磐津、清元、
河東節、新内、小唄など邦楽全般に通じた。昭和初期には新邦楽の
「大和楽(やまとがく)」を創設。尺八にも夢中になり、フルートと
尺八を合体させた新楽器「オークラウロ」を創案した。

「オークラウロ」の試作はロンドンのルーダル・カルテ社に依頼し、
昭和10(1935)年に公表された。京橋には、オークラウロ協会が
設けられ、『オークラウロ教則本』(古賀一聴著、1936)の刊行、
楽団による定期演奏会も行われた。 奏者としては、大倉聴松
(喜七郎本人)、荒木和聴(4代目荒木古童)、福田真聴(福田蘭童)、
菊池淡聴(菊池淡水)などがいた。

「荒木古童」家に伝わったものとされる「オークラウロ」を
私は20年前、ジョン・海山・ネプチューンの家で見た。
現物の歌口は、フルート本体と同じ金属製で、歌口の角度が
浅いため、吹きづらい。そこで、ネプチユーンは「竹の尺八と
同じ歌口」を継いで、器用に吹きこなしていた。

その他にも、慶応高校の同期の者が「祖父のもの」として
見せてくれたことがあっが、これは「弁」が壊れていて
使い物にならなかった。

さて、「大倉集古館」で「オークラウロ」を復元したのか、
2011年8月?9月に大倉集古館主催で「大倉喜七郎と邦楽―
“幻の竪笛”オークラウロを中心に―」が開催された。

この展覧会の併催イベントとしてオークラウロのコンサートが
行われ、今年年1月には オリジナルアルバム『オークラウロ
 Okraulo』が発売された。演奏は小湊昭尚(オークラウロ)
・保坂修平(作曲・アレンジ・ピアノ)が行った。

そして、先日「日経新聞」にも掲載された。その写真に
「山川直春」氏も写っているとか。

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