COSMOSさん

徳川家康が遺言の中で上野に家康と藤堂高虎と天海大僧正の三人を祀るようにと遺言し上野東照宮が建立されたそうです。藤堂高虎は関ヶ原の合戦で伊賀上野(三重県)の領地をいただき現在の上野公園に屋敷を構え家康から最も信頼された武将です。上野という地名は伊賀上野から来ているといいます。また天海大僧正は家康から知遇を受け、家康が没するとその神格化のため日光廟(日光東照宮)の基本的構想をたて造営を指導したといいます。その後も江戸城鎮護のため上野忍岡(上野公園)に寺院の建立を進言し、寛永寺を創建しています。幕末になると徳川慶喜は大政奉還し徳川家の菩提寺である寛永寺で謹慎をし、江戸城無血開城の後水戸で隠居をしますが、一部の幕府の武士たちは彰義隊を結成し上野山(寛永寺の境内)で西郷隆盛の新政府軍と戦いますが一日で新政府軍の勝利終わります。明治に入り上野の山は焼け野原だったのですが政府は病院を建設する予定だったのをボードワン博士は公園を作ることを進言し現在の上野公園になります。そんな歴史の流れを思い起こし公園を散策するのもいいものではないでしようか。

2021/08/17 07:52:12