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平成の虚無僧一路の日記

霧の摩周湖 

2011年11月20日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



布施明の『霧の摩周湖』。
S41(1966)年、私が高校3年 17歳の時、大ヒットした。

 霧にだかれて しずかに眠る
 星も見えない 湖にひとり
 ちぎれた愛の 思い出さえも
 映さぬ水に あふれる涙
 霧にあなたの 名前を呼べば
 こだませつない 摩周湖の夜

 あなたがいれば 楽しいはずの
 旅路の空も 泣いてる霧に
 いつかあなたが 話してくれた
 北のさいはて 
 周湖の夜


「霧に抱かれて」が「君に抱かれて」とも聞こえる。

私が高校3年の時、17歳で自殺した青年の手記を読んで
感化された。「摩周湖」に飛び込んだのだ。私も
「医学部へ行け」という親の期待に応えられず、将来に
絶望して、摩周湖に行ってみた。「こんな天気のいい日は
年に数日もない」とガイドが言うほどの真っ青な空と湖。
その時、「自分は“晴れ男”だ」と実感した。

ここに飛び込むと、遺体が上がらないという。自殺者
急増で、透明度日本一を誇っていた「神秘の湖・摩周湖」の
透明度が下がった。

「遺体を餌にして魚が増えたため」というガイドの話は、
私にとって「屈原を諌めた漁夫」の声に聞こえた。

それを聞いて私は自殺を思いとどまった。「危険な17歳」
と騒がれた時だった。

一休も17歳で、将来を絶望して瀬田川に飛び込んだ。
「観音の慈悲あれば、救われよう。たとい、この身が
魚類の餌になろうとも本望」と。人は生かされているのだ。

原田康子の『星の岬』。「10年の歳月が、景色も人の心も
なにもかも変えてしまった」という下りに、今救われている。

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