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アルキメデスの大戦 

2023年12月03日 ナビトモブログ記事
テーマ:戦争映画

映画ファンの皆さん、今晩は〜!

今日の映画紹介は『アルキメデスの大戦』。
BS12で2023年12月3日19:00〜放送。

★戦艦大和の建造をめぐる“机の上の大戦”が始まる。
 これは、帝国海軍という巨大な権力に立ち向かい、
 数学で戦争を止めようとした男の物語。
2019年7月に観たときの感想文です。

原作はアニメの『ドラゴン桜』、『インベスターZ』の
三田紀房。

1945年(昭和20年)4月7日、
大日本帝国海軍の巨大戦艦大和はアメリカ軍の、
魚雷と爆撃による猛攻を受け、沈没していった。

舞台は遡る1933年(昭和8年)。
欧米列強との対立を深め、軍拡路線を歩み始めた日本。

海軍省は世界最大の戦艦を建造する計画を、
秘密裏に進めていた。

だが、この計画に反対する者もいた。
「今後の海戦は航空機が主流」という自論を持つ、
海軍少将・山本五十六(舘ひろし)は、
巨大戦艦の建造がいかに国家予算の無駄遣いか、
独自に見積もりを算出して明白にしようと考えていた。

しかし戦艦に関する一切の情報は、
建造推進派の者たちが秘匿している。

必要なのは、軍部の息がかかっていない協力者…。

山本が目を付けたのは、100年に一人の天才と言われる、
元帝国大学の数学者・櫂直(菅田将暉)。

ところがこの櫂という男は、数学を偏愛し、
大の軍隊嫌いという一筋縄ではいかない変わり者だった。

頑なに協力を拒む櫂に、山本は衝撃の一言を叩きつける。

「巨大戦艦を建造すれば、その力を過信した日本は、
 必ず戦争を始める」…この言葉に意を決した櫂は、
山本に海軍主計少佐に任命され、帝国海軍という、
巨大な権力の中枢に、たったひとりで飛び込んでいく。

天才数学者VS海軍、かつてない頭脳戦が始まった。
同調圧力と妨害工作のなか、巨大戦艦の秘密に迫る櫂。

その艦の名は、【大和】…。

歴史的な事実とフィクションの融合が素晴らしいですね。
「この映画は事実に基づいて製作されました」と、
言われても疑問は抱かない出来映えでした。

特に櫂が、数学の原理や公式を駆使して、
戦艦の鉄の総量と建造費の関係式は、
私には判らないながら、その数学に感動しました。

監督・脚本・VFXが山崎貴監督だけに、
VFXで甦った戦艦大和の雄姿や、空中戦や海戦などの、
戦闘シーンが圧巻!

現在の 日本でも通用するような、技術力や国防体系に、
まつわる数々の矛盾や葛藤を、うまくあぶり出していますね。
P.S
1941年(昭和16年)12月8日未明に、
第二次世界大戦において日本海軍が、
「真珠湾攻撃」を敢行。

戦争を始めた日から、3年8カ月に及ぶ太平洋戦争は、
1945年8月15日に敗戦。

以来78年間、日本は幸いにも、戦争はなかったが、
現在の世界情勢を眺めると、いつまで平和な時代が続くかと
心配です。



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