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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

三たて 

2011年11月12日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

指を立てる、看板を立てる、地面に旗を立てる、聞き耳を立てる、手柄を立てる、使いを立てる、腹を立てる、身を立てる、生計を立てる、新記録を立てる、仮説を立てる、戸を立てる、物音を立てる・・・・立てると言う言葉の使い用は多いが、取れたて、挽きたて、打ちたてを、蕎麦の三たてという。昨日、プリンスランド鳥の街にあるログハウスF邸に招かれた私たちとY夫妻を前に、すでに一升ほどは飲んだと思われるような赤い顔のFさんは、まるで天ぷらを食べ過ぎたように口が滑り、いつもの穏やかな笑顔が一段と輝いていた。
 
昨年も同じ時期に招待された「蕎麦の収穫祭」。今年はその収穫などを手伝ったY夫妻とともに招かれたが、私たちは何もお手伝いをしていない。そして、同じ60代の3組の夫婦は、もう10年前からの知り合いのように和気あいあいと過ごしていた。あいにく外は本降りの雨だったが、雨が降っていることすら忘れてしまうほど楽しい時間を過ごした。
 
先日のアドベンチャートレッキングの際に採れた山葡萄は、F夫人の手によって山葡萄ワインになっていて、先ずはそのワインで乾杯をした。F夫人は「赤玉ポートワインの味」になったと話すが、まったくその通りで酸味のあるあの懐かしい味だった。
そして、いつものことだが食欲の方が優先してしまい、写真を撮るのがワンテンポ遅れてしまう。
テーブルにはオイルフォンデュが用意され、櫛に刺した食材の皿には見事なモミジの赤い葉が飾られていた。それぞれの家庭には、お得意の料理があり、招待された時の楽しみであるが、F夫人のフォンデュの品の数々には、いつも心がこもっている。一味違うその美味しさに、ついついお酒もすすんでしまう。
 
楽しそうにゆっくりと話すFさんの話しによると、今年の蕎麦の収穫は18キロで、それが15キロのソバ粉になったという。(数字は若干違うかも知れないが?・・)
勧められた蕎麦焼酎は蕎麦湯割で飲むと、これがなんともまろやかな味で旨い。妻の制止がなければ止めなく胃袋に流れ込んでいたに違いない。Y夫妻のなれそめの話しも飛び出し、照れるY氏の笑顔は、強烈な伝染病のように次々に全員の笑みになって伝染していった。
 
蕎麦湯割の焼酎が旨い旨いというものだから、今日打った残りを持って帰れと袋に入れていただいてしまった。そして、ソバ粉60グラムにお湯150ccという数字は、佐久にあるという蕎麦焼酎の発売元とともにしっかりとiPodのボイスメモに記録した。採れたての蕎麦、そして引きたてのソバ粉を使って打ったばかりの10割蕎麦の味が絶品であったことは言うまでもない。
 
この日の天気が晴だったらこの宴は、Fさんが腕を振るった外に新設されたデッキであるはずだった。傾斜のある高台に作られたF邸の階段を下りるとそのデッキがあるのだが、料理の材料などを運ぶために、このたび階段の手すり部分に手動で動く運搬台車が新設されている。それが、ぐるぐるハンドルを回して動く速度が遅いため、歩いて運んだ方がずっと早いのだと笑いながら話すF夫妻の仲の良さが、またまた強烈な伝染病となって笑いが広がっていく。
 
地球上での出来事は何であれ何時までも続くわけにはいかない。幸せな時間もこのまま何時までも続くことは出来なかったが、何もかも忘れ幸せという花園の中で最高の香りをかぎながら夢のようなひとときを過ごせたことは、生涯忘れ得ぬ想い出になるだろう。
 
長年生活してきた場所を離れ、移住してきたという共通点を持ち、また同じ年齢層ということもあって、この浅間高原の自然に囲まれて人生を楽しんでいる3組のカップルは、これからもほどよい間隔をとりながら理想的な交際が出来ると確信している。
それぞれの生活スタイルを尊重し合いながら、切磋琢磨して交際できることは、老後の人生にとってもっとも大切で必要なことに違いない。素晴らしひとときを提供していただいたF夫妻に感謝している。
 
 

 

 

 

 

 

 
 

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