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読書日記
『クローズアップ藝大』 <旧>読書日記1514
2023年11月16日
テーマ:<旧>読書日記
国谷裕子+東京藝術大学『クローズアップ藝大』河出新書
長年の間(1993〜2016)NHKの番組「クローズアップ現代」のキャスターを勤めて来た著者の国谷裕子氏は2016年に番組を降板したあと、同年4月1日から東京芸術大学理事(学長特命担当 兼 ダイバーシティ推進室長)に就任。
その中で美術学部デザイン科教授で広報・ブランディング戦略担当でもある箭内道彦さんから藝大のHPに『クローズアップ藝大』という名で国谷裕子理事が藝大の教員ひとりひとりにインタビューする連載企画ですを勧められそれがストンと胸に落ちて成立したという。この本では12人の藝大の教授たちと国谷氏との対話がまとめられている。ただ、藝大のホームページへ行くとこの名前のコーナーはあるけれど、現在は第13回の対談があるだけで、過去の対談をまとめたアーカイブは見つからなかった(探し方が悪いのかもしれない)。一応、「クローズアップ藝大」で検索すると一部は見つかるので内容は判る。
目次
1 国谷裕子のクローズアップ藝大
大巻伸嗣・美術学部彫刻科教授―予定調和を壊す;
菅英三子・音楽学部声楽科教授―人間としてどう生きるか;
山村浩二・大学院映像研究科アニメーション専攻教授―この世界の真実を知りたい;
前田宏智・美術学部工芸科(彫金)教授―手を動かして物を作る、それが人間の原点
江口玲・音楽学部器楽科(ピアノ)教授―世界にただ一人しかいない自分がどう表現するか
黒沢清・大学院映像研究科映画専教授―感動の瞬間を追い求め、作り続ける
熊倉純子・大学院国際芸術創造研究科アートプロデュース専攻教授―誰でも芸術と出会える社会を目指して
黒川廣子・大学美術館教授―『芸術』の伝え手
小沢剛・美術学部先端芸術表現科教授―時代の中で生きる、消費されるだけでなく
日比野克彦・美術学部先端芸術表現科教授―芸術と社会の新しいチャンネルを作る」
高木綾子・音楽学部器楽科(フルート)准教授―『この人の演奏を聴きたい』と言われたい
箭内道彦・美術学部デザイン科教授―オルタナティブを常に考える)
2 国谷裕子が東京藝術大学で「藝大」を学びながら、「教育」と「アート」と「社会」を考える
さて、対談しているのは音楽系が3人、美術系が7人、映像系が2人という内訳で音楽系が少ないとも感じる。直接内容に関係無いけれど、面白いのは本書の冒頭の「はじめに」でこう書かれていたこと。
<少し前に話題になった藝大についての本のタイトルは「最後の秘境 東京藝大」でした。多くの方からは遠い存在、浮世離れしたイメージをいまだに持たれている藝大。社会との隔たりはまだ大きいようです。>
実は私は藝大出身者2人(音校・美校各一人ずつ)と友人であり、その他に数名の知り合いがいることもあって藝大については以前から関心を持ってきた。だから「最後の秘境」も読んでいる(記録を見たら「読書日記900のためここでは書いていない)。
(2021年5月28日読了)
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