遠くで汽笛を聞きながら

シチョウ知らずの碁打ちかな 

2023年08月11日 ナビトモブログ記事
テーマ:囲碁

前にKさんとの囲碁手合いの確執を書きました。

当時会社の囲碁愛好会に所属しており、メンバーの力量はみな似たり寄ったりでした。私の方がKさんより強いと書いたのも傍から見れば似たようなものだったのかも知れません。

囲碁には多くの格言があり、その中に「シチョウ知らずの碁打ちかな」があります。シチョウは最初に覚えるテクニックで、変化の読みも比較的簡単です。基本が大事という程度の意味と理解しています。

ある昼休みに、強豪と呼ばれた本社のM部長と対局した時にシチョウが発生しました。対局中にM部長が切ってきたのでシチョウにかかえます。すると、意外にも逃げたのです。「あれ」と思い少し不安になりましたがもう一度読み直して、アタリにします。さらに逃げたのでアタリを打つと、M部長の手が止まり、「あれ、これシチョウなのか」と声を上げ、「ほとり君が見落としているのかと思っていたよ」と笑って投了しました。

なめられていたのかなとも思いましたが、マウントを取ったり取られたり、和気あいあいとして囲碁を楽しめた時代でした。



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