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吾喰楽家の食卓

お盆の食卓 

2023年07月16日 ナビトモブログ記事
テーマ:男の料理

お盆の期間は、7月、月遅れ、旧暦7月と、地域により異なっている。
迎え火は何処でも13日らしいが、送り火は15日と16日の二通りあるようだ。
生家では7月15日だったと記憶しているが、わが家では菩提寺から届く暦に従って16日に送っている。
亡父は、「迎え火は早く、送り火は遅く」と、お盆が来るたびに言っていた。

お盆の期間は、近所へ買物に行くくらいで、家で過ごしていた。
食事は、特別な御馳走を用意するわけではないが、なるべく手作りを心掛けた。
亡妻は、抗癌剤の副作用で食欲がない頃でも、玉蜀黍(とうもろこし)と茄子は比較的食べられた。
お盆の食卓に登場させているのは、言うまでもない。

15日の朝餉は、素麺を茹でた。
おかずは、残り物の「茄子の油味噌」だが、素麺と良く合った。
茄子は、一個しか使わなかったけど、大きいので一度では食べ切れなかった。
木綿豆腐はプチ奮発したが、四つに切っているので、一回分は高が知れている。

昼餉は、炊き立てのご飯で、鮪そぼろ丼を作った。
キハダマグロの切り落としは、筋だらけだったので、下拵えに手間は掛かったが、其の甲斐はあった。
冷奴より遥かに安いから、尚更、美味しく感じた。
漬物の京五色漬(白菜・壬生菜・赤蕪・人参・大根)だが、京漬物は亡妻の好物だった。

夕餉は、前夜、出番が無かった蒸し鶏を主菜にした。
四国産地鶏のムネ肉を使ったが、癖のない味で美味しかった。
茄子は、スライスしてフライパンで焼き、生醤油を掛けて食べる簡単な料理である。
料理が苦手だった母の得意料理で、お袋の味の一つだ。

   *****

写真
2023年7月15日(土)の昼餉と夕餉

お礼
「大失敗の器選び」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。



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