にいたかやま

文学散歩「場所」三鷹@ 

2023年05月21日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

三鷹下連雀・西荻窪1951〜1957

小生は時系列に寂聴の足跡を追う。
メインの著書は「場所」である。
国家の命運そのままに、波乱万丈の北京・徳島・京都時代を経て、東京へ舞い戻ったのは、昭和二十六年五月であった。

中央線の三鷹駅で下車。
駅界隈のマップに見入る。
太宰治入水・溺死で名を馳せた玉川上水。
道路が此処からほぼ等間隔に、直角に延長されてる。すべての道は玉川上水に通じる・・・

京都での出版社勤務を経て、子供向けの小説を書く文学者として、糊口をしのぐように成った晴美が、文豪として名を馳せるのを夢見て、出版の本拠地に上京したのだ。
ポイントになる場所は三つ。
一つ目は丹羽文雄邸、当時文壇の大御所として同人雑誌「文学者」を主宰しており、現役作家や志望の青年が集った場所。(北口を出て上水に沿った道をたどる)
晴美の処女作「痛い靴」は此処に掲載された。
二つ目は女学生時代の親友大松富美子邸・三鷹における二度目の下宿先ラーメン屋の五十嵐邸。
前者は、二千年頃「場所」執筆のため再訪した寂聴様自身が、気が引けると仰ってパス。後者も記憶を頼りに捜索するが、あまりの変貌ぶりに、寂聴様もギブアップ。
小生から寂聴様に進言
五十嵐邸が役所に住民登録されてるのでしたら、役所で調査して、変更されてる住所を訪問すればいいだけのお話・・・



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