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たかが一人、されど一人
読後感「裸の山ナンガパルバット」ラインホルト・メスナー著平井吉夫訳
2011年10月25日
テーマ:テーマ無し
現存する世界的に有名な登山家の本である。この夏まで存在を知らなかったが、夏に「ヒマラヤ」と言う映画をたまたま観た。これがこの本をベースに作られている。そこで著者の名前を憶えて、今度はたまたま書店で気が付いたので読んでみた次第。少し解説が必要だと思う。著者は1944年生まれだから相当な高齢になるが、1986年に人類史上初の8000メートル峰全14座完全登頂(無酸素)を成し遂げている。正真正銘のベストクライマーである。既に著書も50冊以上あるのだが、本書は2010年12月に初版(地元では2002年)が、山と渓谷社から出版された。敢えてこの事を書いたのは、ここに書かれる登山は1970年の事である。著者の年齢はまだ26歳、イタリア人ではあるがアルプスの難ルート登頂を幾つも成功させ、既に全欧州的にトップクライマーとしての名声を博していた。そして、ヒマラヤに憑かれたもう一人の主人公とも言うべきドイツの登山隊長ヘルリヒコッファーの要請を受け、弟ギュンターと共にナンガパルバット遠征隊のメンバーに招聘されたのである。この遠征で、非常に苛酷な条件の下で著者と他に3名が登頂に成功するが、最初に登頂したメスナー兄弟は下山途中で弟を雪崩で亡くしてしまう。これには様々理由があり、今様に言えば、パキスタン政府からの登山許可日数の時間に追われて、劣悪装備の無理を承知でやみくもに登頂した結果であるとも言える。即ち降るに降れなくなり、登頂とは別斜面を降り初め、身を確保するザイルの1本、露営用のテント、食糧も無く、−30℃の高度での露営を繰り返す。著者自身が何度も幻覚に襲われながらも人の住むところまで辿り着けたのが不思議で、弟が亡くなるのは当たり前だと思う。更に不幸なのは、この隊長が彼等兄弟を命令違反として冷たくあしらい、帰国後も、この遠征に関しては彼らの記者発表や出版を全て禁じてしまったのだ。故に著者も反発して長い年月にわたり互いに訴訟を繰り返すことになる。結果が本書の出版が遅れた理由となっている。本書は和解後に出版されたのであるが、単なる登山記録であるばかりでなく、ヒマラヤ遠征組織のありようと難しさがよく理解できる。因みに著者もこの遠征で足の指7本を凍傷で失っている。それから16年の間に8000m峰14座を踏破しているのだから正に超人と言える。ロッククライマーは常に未踏ルートに挑戦し続ける故に、必ずどこかで事故死せざるを得ない。が小生の持論だが、彼には当てはまらない。しかし1970年の遠征で一緒したクライマーは、その後事故死している人が多いのも事実。山歩きは好きだが、ロッククライミングに近づかなかった事、日本には富士山3776mより高い山が無くてよかったと改めて思った。余談になるが、ヒマラヤでは4000mと言えばまだ生活圏、木も畑もあり、裸足で歩いている人までいるようだ。
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