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漁師さんも楽ではない　

2022年12月24日
テーマ：今日このごろ

昨日も小雨が降ったり止んだりでしたが、暫く行っていなかった町の港を一回りして来ようと思いました。この夏、船に住んでいたスティーブさんが遠くに家を買って引っ越してしまったので、港とはしばらくご無沙汰していました。

この港は2011年の東北大震災の津波で破壊された後、3年がかりで建設された新しい港です。(そうです津波はこちらにも来たのです。) 着いて直ぐ目に入ったのは、漁船に山に積まれた蟹カゴです。それが何艘も定着したままです。、、と言う事は、誰も蟹漁に出られないでいる？

家に帰って調べると、ちょうど昨日、州の水産部門から判定が出て、11月15日から三回に渡って延期になっていた蟹漁がやっと31日に解禁になるようです。それで28日から蟹カゴを仕掛けに出港できるのだそう。

でもそれから市場に出るまでには買い取り側と値段の交渉で合意しなければならなく、元日のお祝いのテーブルには間に合わないだろうと言う事です。

蟹漁に付く制約は
1、カニの肉質が一定の量に達しているか。
2、カニの有毒な毒素が一定以内であるか。
3、蟹カゴの仕掛けが、ザトウクジラの群れの移動や摂食の邪魔にならないか。

などで、解禁になってもサンフランシスコ湾辺りではまだザトウクジラが多いので、蟹カゴは指定された数の半分しか使用出来ないそうです。

アメリカでは環境保護に力を入れている部分が多くて良いとは思っていますが、自然を相手に生計を立てている人達にはなかなか大変な事だと思いました。

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