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映画が一番!

天井桟敷の人々 

2022年12月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:恋愛・ロマンス

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日から12月で、”今年も終わりだなぁ〜”と思う月です。

12月といえば言えば、いろいろな行事が目白押し。
大掃除、冬至、クリスマス、大晦日、新年の支度など、
それに加えて、コロナとインフル。
『師走』と表現するのも納得です。

とは言っても、気になるのはワールドカップの試合。
明日、2日午前4時からのスペインとの戦い。
格上のスペイン相手なので、まずは無失点で試合を進め
チャンスで一発逆転を狙うより方法は無いでしょうね。

今日の映画紹介は『天井桟敷の人々/Les enfants du Paradis』
BSプレミアムで2022年12月1日(木)13:00〜放送。

マルセル・カルネ監督が、19世紀半ばのパリに生きる、
さまざまな人間たちをドラマチックに描く古典的傑作。
4K修復版。

映画は第一幕「犯罪大通り」と第二幕「白い男」の2幕構成。
キャッチフレーズは、
”全世界映画史上、燦然と輝く金字塔!”

第1幕、『犯罪大通り』。
女たらしで無名の俳優の
フレデリック (ピエール・ブラッスール)は、
パリの街角でガランスに一目惚れ(アルレッティ)に、
愛を語るが、ガランスは軽くあしらうだけだった。

そんな美女のガランスと、インテリだが悪漢の
ピエール・ラスネール(マルセル・エラン)は
パリの犯罪大通りにて、「フュナンビュール座」の
無言劇(パントマイム)の客寄せ余興を楽しんでいた。

そこでピエールは、隣り合わせた紳士から懐中時計を
巧みに盗んで消える。

残されて濡れ衣を着せられた、ガランスであったが、
盗難の一部始終を見ていた壇上の芸人の
バチスト( ジャン=ルイ・バロー)がコミカルに
パントマイムでそれを再現し、彼女の嫌疑を晴らす。

このことがきっかけで、役者の父親から
罵倒され続けるバチストは、自らの言う「夢」から覚め、
ガランスに恋焦がれるようになる。

劇場主の娘で女優のナタリー(マリア・カザレス)は
長年バチストを愛し続けていたが、
彼の変化とガランスへの想いを知り、ショックを受ける。
しかし”最後はきっと私の元へ来てくれる”と自分に言い聞かせる。

第2幕、『白い男』。
物語は数年後。
ガランスはフレデリックと別れて、伯爵夫人として暮らし、
一方バチストは劇場の看板役者となり、
ナタリーと結婚して男の子を授かる。

フレデリックはフュナンビュール座を辞め、
別の劇団に移って当代随一の花形役者に。

しかし、相変わらず女遊びに金を使い、借金取りには追われ、
さらには「こんな芝居は退屈だ」と言って、
劇中にアドリブで脚本家達を侮辱して決闘沙汰になるなど、
いつも問題を起こしていた。

そんなバチストを毎夜お忍びで観に来る一人の女性が。
それは、伯爵と一緒になったガランスだった。

ガランスが訪れていることを聞いたバチストは、
たまらず舞台を抜け出すが…。

最新技術で映像と音声を修復した4K修復版とは言え、
3時間以上の上映時間、耳に優しいフラン語に思わずウトウト。
気を取り直して、気合いを入れて観たことでした。

何しろ、本作は監督のマルセル・カルネが第二次世界大戦中、
ヴィシー政権下にあった厳しい環境のフランスで、
製作期間に3年3ヵ月を費やし、
当時としては破格の製作費は16億円を投じた大作。

美輪明宏さんのコメントが本作を的確に言い表しています。
”詩人プレヴェールによる数々の名台詞が、
人間の弱さや愚かさ、愛の真実を見事に表現します
何があっても観ておくべき!世界最高の恋愛映画!”。

製作年は1945年(昭和20年)。
 



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