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たえて紅葉のなかりせば秋の心は　

2022年11月17日
テーマ：生活

作者を確認したくて、「世の中にたえてたえ桜のなかりせば」を検索したら、映画のタイトルだったのに驚いた。
知りたかったのは、在原業平が詠んだ和歌の「世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」だった。
初めて、この歌を知ったのは、中学生の時だ。
ふざけて、「・・・女のなかりせば男の心・・・」と、替え歌を作った。

その時は、受験勉強の一環として覚えただけで、深い感慨はなかった。
ところが、毎日が日曜日の身分になると、その気持が良く分かるようになった。
春になると、鉢形城址にある氏邦桜の開花状況を、頻繁に見に行っている。
満開を確認すると、それで気が済むのだ。

今は、秋のモミジも、桜と同じ状態と言える。
正喜橋の袂にある雀宮公園は、七代目松本幸四郎の別邸跡地を町が整備したが、最近は工事の痕跡が薄れて以前の自然が戻り、良い風情を醸している。
昨年、素晴らしい紅葉を見たが、それを忘れられない。
日常的に通る場所なので、何度も様子を見に寄っている。

昨日は、平日だというのに、数組のグループが紅葉を見に来ていたが、何れも男性が4、5人の女性を案内していた。
東門の前にある駐車場に車を停め、南門まで歩いて紅葉の進捗を確認したが、次の日曜日から月末頃までが見頃のようだ。
駐車場に戻ると、6、7人の女性グループから、集合写真の撮影を頼まれた。
預かったスマホの画面は、中国語の表示だった。

　　　＊＊＊＊＊

写真
2022年11月16日（水）撮影：雀宮公園の紅葉

お礼
「安いと思うと美味しく感じる」に、拍手を有り難う御座います。この場を借りてお礼申し上げます。

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