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「わたしを離さないで」人生がこれほど短かったら何が重要ですか 

2022年11月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「わたしを離さないで」 日本・ドラマ 2016年 黒木華が見たくて、選択したのが2015年に放送された「天皇の料理番」というドラマで、これが予想以上に面白くてはまってしまった。もうこんなに面白いと思える日本ドラマには出会えないのではないかと、思ったほど。その後、動画配信・dTVで脚本家が森下佳子(もりした よしこ)で同じということで、選んだのが「わたしを離さないで」という2016年の綾瀬はるか主演のドラマ。扱っている主題はクローン人間の凝縮された人生。命も職業も制限されていて、将来的に腎臓移植が3度目になるとほとんどの確立で死が待っているという過酷な運命の物語。子供時代に入っている陽光学園では校長・恵美子に「あなたたちは天使なのです」と、教えられ育てられる。天使とは、彼らから臓器移植を受け、生命を得ることができる人間にとっては天使と言える。しかし、本人にとっては一般の人間に自分の生命を与えるためだけに生かされている、自分の意志も夢も封じられた世の中から隠された存在。ドラマのセリフに、自分の人生を振り返って考えたくなるようなフレーズが各所にある。全体のトーンとしては暗めでズッシリと重いドラマなのだが、それも跳ねのけて続きがとても気になった。「天皇の料理番」とは別の意味で、はまったドラマだった。綾瀬はるかと三浦春馬(みうら はるま)と水川あさみの三人の演技にも熱が入っていたし、脇役の人でも役にそぐわないへたな演技をする人が誰もいなかった。そして、改めて小説のドラマ化として物語に生命力を与えてくれる森下佳子・脚本にも感嘆したし、今後も注目していきたいと思った。このドラマが始まる前に、綾瀬はるかは「この作品を、この役を、より深いレベルで理解したい」という想いを抱いたという。プロデューサーが綾瀬の想いを原作者のカズオ・イシグロに伝えたところ、「ぜひロンドンへいらっしゃい。会って話をしましょう」という返事が届いたという。急きょロンドンへ飛んだ綾瀬は「イシグロ先生に聞きたいことがたくさんある」と、原作小説の成り立ちやキャラクターの作り方などを次々と質問。イシグロ氏もその想いに応え、熱いトークが繰り広げられたとのこと。イシグロがもっとも書きたかったことは「人生は短いということ。すべての人は死を迎える。その短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」「例えば普通の人生では、友情や愛に比べて、時にはキャリアやお金を優先してしまうことがありますよね。人間は、そういうことをしてしまうものです。この物語では、登場人物の人生を非常に短くすることによって、じゃあ人生がこれほど短かったら、本当に何が重要ですか、と問いかけたかったのです。」と、語る。イシグロは森下の脚本に既に目を通していて、「森下(佳子)さんが原作の中から新しい部分を探し出して、まるで、そこにあった開けていなかった新しいドアを開けて、何かを探してくれているようだ。それぞれの役に、役者さんが自分の解釈を加えて新しいものにしていく、というプロセスが映像作品の面白さ」とドラマ化に大きな期待を寄せ、森下の脚本の力を評価していた。イシグロと綾瀬の対談は予定時間を大幅に超え4時間にも及び、2016年1月8日発売の月刊『文藝春秋』2月号に掲載されたという。参照:綾瀬はるか、主演ドラマ『わたしを離さないで』原作者と4時間超えの対談 

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