メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

むぅびぃ・とりっぷ

「グッド・ナース」薬物大量投与による殺害の恐怖 

2022年10月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「グッド・ナース」 2022年 アメリカ 原題:The Good Nurse 映画解説で、「数百人の患者を殺害したという実在の事件をもとに、入院患者の不審死に隠された薬物大量投与による殺害の恐怖を描く」という紹介をされていたトビアス・リンホルム監督の「グッド・ナース」。その解説を読んだ段階で、観たいと思う気持に傾いていた。それで予告編の動画を見たら、弦楽器を使った音楽が不安と恐ろしさを表すシーンとピッタリ一致していて、これはもう観るべき映画だろうということで劇場に向かった。ICU(集中治療室)で働く看護師でシングルマザーのエイミーは、重い心臓病をかかえていて体調が悪く、本来は仕事を休んでいなければならない状態。しかし、保険に加入できるようになるためにはあと4ヵ月は休むわけにはいかない。しかし心も体も限界を迎えていた。自己の体調の悪さをかかえながらも、今、心臓がとまりかけている患者の為に、患者の体に全体重をかけて心臓マッサージをおこなったりする。そのため、彼女自身がフラフラになり別室で人に見られないように体をやすめたり、薬を飲んで苦しそうに呼吸を整えたりする日々。そこに、新たに同じ部署に同僚として配属されたのがチャーリー。彼は親切で、彼女の体調を考慮しながら仕事をカバーしてくれ、私生活でも友人となり彼女の幼い娘たちとも仲良くなっていく。ところが、職場の病院内でインスリンの大量投与による患者の突然死が相次ぎ、第一容疑者としてチャーリーの名前が挙がる。エイミーが体調が悪くなり倒れ、病院のベットで休んで眠りから目がさめたときに、彼女の視界にまず眼に入ったのは、彼の姿だった。また別の場面では、病院の責任者からチャーリーが病院を解雇された事を聞き、仕事を終えて家に帰ってみれば、チャーリーが自分の娘たちと遊んでいる姿をみつける。自分の身ならず、娘達の危険を感じながらも、確実な彼の接触を予防する手段がない。とても緊張感に満ちた映画だった。そして彼が以前、働いていた病院でもチャーリーは数か月で解雇になっていた。彼は9つもの病院を転々と渡り歩いていた。自分の病院から、看護師が原因で死亡患者が発生したということを公表しても、病院にとっては評判が落ちる事や、死亡患者への賠償金もからむので、警察沙汰にはしなかったのだろう。チャーリーがここまで病院内での殺人を重ねてこられたのが怖いし、彼の犯罪に見て見ぬふりを決め込んだ病院の保身もひどい。しかし普段は優しい青年なのに、なぜ殺人を重ねたのか、はっきりした説明がされていないので今一つ理解できなかった。チャーリーは母親が死んだときの病院の冷たい対応や、自分に対する別れた元奥さんの態度のことを語っていたので、漠然とそのことが影響したのかと推測するしかない。逮捕後にチャーリーが取り調べを受けるシーンで、殺害の理由を聞こうと問い詰めるのだが、表情が激変し「できない!! できない!! できない!!」を、何かに取り付かれたように、狂気も含み連呼して絶対に自分の内面にははいらせないぞ!という壁を感じさせた。看護師のチャーリー演じたエディ・レッドメインは、犯罪を犯した理由を最後まで決して語らなかった彼を演じるにあたって、何を軸にしたのか。彼はインタビューでこのように語った。「”理由がわからない”ということがまず、一番惹かれた点だった。脚本を読んだ後、原作も読んでチャーリーの詳しい生い立ちを知ったけれど、どの要素も彼がなぜあんなことをしたのか、十分に説明づけるものはなかった。でも、実際のエイミーに会って話しを聞いたことがとても助けになった。というのは、チャーリーは本当にエイミーをサポートしていたし、彼女はチャーリーにとても心を寄せていたから。」参照:実在の大量殺人看護師をエディ・レッドメインが熱演! Netflix『グッド・ナース』インタビュー 

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ