奇数日はキスをしない日、お猪口に

鉞(マサカリ)のスイッチは強い! 

2022年09月24日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

村田兆治さんが逮捕されたという。羽田空港の入場ゲートの荷物検査で警報が鳴り、何度かやり返しを命じられて頭に来た村田さんが検査員の30代女性の左肩を押したらしい。検査員はそれを暴行と見做したのだろう。

村田さんともなれば一定の年代以上の人なら誰でも知っているのではなかろうか?警察でも要職に就いているクラスになれば知らないことは無いだろう。

同じ野球選手だった愛甲猛さんは村田さんを称して「昭和生まれの明治男」と言い、自分が納得できないことに直面するとスイッチ≠ェ入るんだと言う。一度スイッチが入ってしまうと容易なことでは解除できないらしい。だから「検査員の態度にも問題があった」と警察が言ってくれれば村田さんは納得するのだが、一方的に「村田悪」とされると「暴行ではない」と言い張ることになるようだ。

私のつたない人生経験でもこういう人は何度か見かけた。傍から見ればつまらないことなのだが、こだわって自説を強調するのだ。確かに愛甲さんが言うようにこういうときは、誰かが肩を抱えてその場を離れて「お前の言うとおりだ」と言ってやればスイッチは春日の雪のように融けていく。

こういうタイプの人は周囲の人々に認められることなく、また認められようとの強い執着はなく、ただ黙々と精進して彼なりの成功体験を積み上げて来た日陰の勝者に多い。日陰の勝者だから誰も知らない。知らないけれど「俺はおまえの日陰の努力を知っているぞ」と言われると、ついグッと来てスイッチを解除することになる。

余談だが、日陰の勝者にも物わかりのいい者と悪い者がいて、「お前は俺のナニを知っているというのだ、でたらめ言うな」と更にスイッチを何重にも掛ける者もいる。タイミングが必要だ。

警察署では聴取をした警官が罪を犯しましたという陳述書(正式の名称は知らない)を書いてくれるので、それにサインすれば放免となる筈だ。だが村田さんの肩を抱える警官は誰もいなかったようだ。これはこれで寂しいことである。村田さんは結局警察ホテルで夜を越したというのだろうか?



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