陰陽師（おんみょうじ）Ⅱ

メニュー

テーマ

カレンダー

月別

映画が一番！

2022年08月09日ナビトモブログ記事
テーマ：SF・ファンタジー

映画ファンの皆さん、おはようございます！
今日、8月9日は長崎原爆の日。
長崎県で育った私には他人事ではない日です。

記録によると、
午前2時47分、太平洋に浮かぶ北マリアナ諸島の
テニアン島からプルトニウム型の原子爆弾「ファットマン」を
積んだ爆撃機B29「ボックスカー（Bockscar）」が離陸。

午前9時44分には投下の第1目標であった
福岡県の小倉市（現北九州市）に到達。
しかし、小倉付近はもやと煙で覆われており、
視界不良のため投下を断念。

午前10時50分に第2目標だった長崎に到着。

午前11時2分、原子爆弾が投下された。
当時の人口24万人のうち、
死者は7万3884人、重軽傷者7万4909人。

たった一発の爆弾で、全てが破壊されるとは、
恐ろしい破壊的な武器です。

人間は愚かな生き物ですから、プーチンさんや、
キムジョンウンなどは、平気でこの爆弾を使うぞ、
威嚇するし、ウクライナ侵攻、台湾侵攻一歩前と
世界中がきな臭い状態。

その内、多分、
映画「渚にて」の様に人類は滅亡するでしょう。
https://youtu.be/pZGpTzRmwb0

今日の映画紹介は『陰陽師（おんみょうじ）Ⅱ』
BSプレミアムで2022年8月9日（火）13:00～放送。
2001年の1作目から2年の時を経て公開された
シリーズ第2弾。

陰陽師・安倍清明の活躍を描くＳＦ伝奇時代劇。
原作・脚本は夢枕獏。

キャッチフレーズは、”千年の闇を断て”。

舞台は西暦794年、平安の時代。
それはまだ人と”あやかしが共に生きていた時代。

都では夜闇を鬼が跳梁し身分貴き者たちを
襲うという怪異が相次いでいた。

その鬼は太陽が黒く隠れる日隠れの現象（日蝕）以来出没し、
以来4人の人々が襲われていた。

それも1人目が肩、2人目が鼻、3人目が口、4人目の神官に
至っては足を喰われているという猟奇的なものであった。

源博雅（伊藤英明）は右大臣・藤原安麻呂（伊武雅刀）の
依頼を受け、陰陽師・安倍晴明（野村萬斎）の元を訪れる。

安麻呂には娘がいた。
類まれな美貌を持ちながら男装に身を包み、
弓を扱わせれば右にでるものはいないことから
「鬼も恐るる男姫（おのこひめ）」と
呼ばれる日美子（深田恭子）。

その日美子がその日隠れの起きた日以来、
夜な夜な覚えなく夢遊病のように彷徨い歩くというのだ。

都を騒がす鬼と娘に何か関連があるのではと
心配する安麻呂。

何も案ずることはないと言いきる晴明だったが、
安麻呂が日美子についてどうも何かを
隠していることを悟っていた。

安倍清明は、源博雅と共に事件の裏に
どんな病気も治すことから神と崇められている
幻角（中井貴一）の存在があることを突き止める。

前作に比べてスケールアップしたのは巨大セット。
美術監督の部谷京子のデザインによって建てられた、
晴明邸・出雲国・地下石室等は登場人物を際立てさせています。

それとCGを用いた、平安京の俯瞰図、朱雀門爆破、
また「神の領域」に突入する「天岩戸」の
クライマックスシーン等は撮影技術と融和させて
見応えあるシーンとなっています。

本作では陰陽道の八卦が重要なキーワード。
「当たるも八卦当たらぬも八卦」と、言うけれど、
どんな使われ方をしているのでしょうね。

監督は「壬生義士伝」の滝田洋二郎。
製作年は2003年（平成15年）。