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プレスリーの元妻も“すごい!”と絶賛「エルヴィス」 

2022年07月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し


「エルヴィス」 2022年 アメリカ 原題:Elvis昔、読んだ漫画の一場面で、明らかにエルヴィス・プレスリーをモデルとした人物が出てきた。その人物はパンパンにふくれあがったからだを窮屈そうな衣装に身を包み、毎日、酒とドラッグと女に溺れて裏業界の怖いお兄さんたちに、金を引き出されているしょうもない人物として描かれていた。だからプレスリーというと、その漫画が強烈すぎてあまりいいイメージがない。吉幾三の「俺はぜったい!プレスリー」みたいなコミックソングもあるし、プレスリーにスターとしての存在感は感じたことはなかった。● 知られざる人生の空白の時期バズ・ラーマン監督の「エルヴィス」は、ぼくの今までのプレスリーのイメージを完全払拭した。映像美溢れ、2時間39分があっとゆうまで、久々の映画を見る充実感を味わった。世界で最も売れたソロアーティストとして数々の伝説を打ち立て1977年に42歳の若さで逝ってしまったエルヴィス・プレスリー。キング・オブ・ロックンロールと言われる彼の死に至るまでを、彼をスターの座に押し上げた悪名高き強欲マネージャーとの関係性も絡めて描いている。その強欲マネージャーを演じたのがトム・ハンクス。実に不快なキャラクターなので、めずらしくトム・ハンクスが嫌いになりそうなくらいのリアルな人間性が出ていた。マネージャーのトム・パーカー大佐は、入ってきたお金の半分を取るという剛腕マネージャーだ。本当は15%とか、多くても20%が相場。トム・パーカーは孤児として育ち、サーカス団で働きながらそこに出演する歌手たちのマネージメントを始めるようになる。その後、タレントマネージャーとしてカントリー歌手らを手掛け、その実力を世に示す。パーカー大佐のやり口は一人のタレントに集中し、そして寄生すると、その生活すべてを乗っ取るという手段を取っていた。エディ・アーノルド(カントリー歌手)は1969年の自伝の中でこう証言している。「トム(パーカー大佐)がマネージャーになるとね、タレントにとって彼自身が生活のすべてになってしまうんだよ。彼はアーティストを取り込んで、呼吸まで一緒にするかのように自分と一体化させてしまう…。私は一度彼に言ったことがあるんだ、『トム、ゴルフとかボートとか、何か趣味を持ったらどうだ?』と。すると、彼は私の目をまっすぐに見てこう言い放ったのさ。『君が私の趣味だよ』と…」。エルヴィスは自分を最大級に信じてくれたパーカーのことを当初は全面的に信頼する。ところが徐々に自分の人気が高くなり多くの人から様々なことを言われるようになると、パーカーのことに疑問を持ち始める。バズ・ラーマン監督は、トム・パーカー大佐に関してこのようにインタビューで答えている。「ム・ハンクスが演じるトム・パーカー大佐……実のところ彼はトムという名前でも、パーカーでも大佐でもないという偽りだらけの人物だったけれど、何かを売ることに関しては天才的で常にそれだけを考え、クリエイティブや魂の部分はアーティスト任せだった。マネジャーとアーティスト、両者の関係がうまく機能すればいいのだけれど、ひとたびマネージャーが搾取を始めればアーティストはとらわれたも同然で、悲劇的なエンディングを迎えかねない。」● オースティン・バトラーは傑出していますエルヴィスの母親は、息子がどんどん有名になって常に女性につきまとわれ別の世界に行ってしまうかのようで心配でしょうがなくて、アルコールに依存するようになる。そしてエルヴイスが23歳の時に亡くなってしまう。母親も可哀そうであったし、母親の為に「ピンクのキャデラックをプレゼントするんだ」と言って貧乏からの脱出を目指していたエルヴィスにとっても、やるせない悲劇であった。主役のオースティン・バトラーも同じ年齢で母親を亡くしていることから、「(エルヴィスは)あらゆる点で自分とはかけ離れた存在だけど、この事実を知って初めて彼に共感できた。そこに彼の人間性を見出せたことが、エルヴィスを演じる上でも大きなポイントとなった」と、トーク番組で語っている。そのオースティン・バトラー、内向的で憂いを秘めた表情と実際にバトラー本人が歌ったプレスリーの曲も抜群にうまくて最高だった。映画の感想を読むと、「ボヘミアン・ラプソディ」のほうが良かったという人もいたが、ぼくにはこちらの映画の方がよりインパクトのある映画だった。実際に、プレスリーはとても内気であったようで「脚を震わせて歌うエルヴィスの特徴的な動きは、震えを隠すためだった」と本人が語っているという。エルヴィスの元妻である76歳のプリシラは、2022年4月末にFacebookを更新し、エルヴィスの長年の友人であるジェリー・シリングとこの映画を鑑賞した。主演を務めたオースティン・バトラーに特に感銘を受けたと綴った。 彼女は、「この物語は、エルヴィスとパーカー大佐の関係を描いています。バズならではのユニークで芸術的な手法で、見事に、そして創造的に語られた実話です。エルヴィスを演じたオースティン・バトラーは傑出しています。映画の途中でジェリーと私は顔を見合わせて、“すごい!”と言いました。お見事でした……彼は重責を担っていることを自覚していました。この役を演じるにあたり、非常に神経質になっていたようです。(彼の心労は)想像に難くありません」と綴っている。参照:故エルヴィス・プレスリーの元妻、伝記映画主演のオースティン・バトラーを絶賛  :毒家族に生まれて 〜エルヴィス・プレスリー一族を孫の代まで呪った母と息子 

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