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負の遺産  

2022年03月30日 外部ブログ記事
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? ? 神宮の森を守る会 メール:yukinoidaten@gmail.com



参考資料
以下は今日の東京新聞です。









◆常緑樹が黄色く変色
 このエリアでは移植木と新たに購入した木で植え込みを作っているが、常緑樹の多くは葉が黄色っぽくなり、中には枯れている葉もあった。移植ではないもともとある樹木は濃い緑色で違いは明らかだった。落葉樹にも枝先の枯死がみられた。葉の変色は購入木でも確認できた。

国立競技場周辺で黄色っぽく変色した樹木

国立競技場近くで元々植えられている樹木の葉は深い緑色だった

 浜野氏によると、移植の際は、根や枝、場合によっては幹を切断するため、樹木は大きなダメージを負う。このため「移植前よりも良い環境の場所へ移すのが基本」という。だが、新たな植え込み場所は土壌が痩せている上、乾燥に弱い樹木を日当たりの良い場所に植えるなど設計自体に問題がありそうな例もあった。
◆森の生態系が再生されず
 中央大研究開発機構の石川幹子教授が浜野氏の指摘を踏まえて国立周辺の樹木を調査した結果、「移植前の美しい樹形を生かした移植樹」と判断したのは、新宿区の天然記念物のスダジイを含む3本ほどだった。「狭い空間にところ狭しと詰め込まれており、森の生態系が再生されていない」と指摘した。

健康状態が良好と判断された新宿区の天然記念物のスダジイ

 浜野氏は「樹木の生態的な特性を理解しているとは言い難い。少なくとも移植木に関しては負のレガシーだ」と批判する。
 本紙は15日、JSCにコメントを求めたが、29日段階で「事実関係を調査中」としている。
 浜野氏は造園樹木学の第一人者。鎮座100年を記念して13年に公表された明治神宮内苑の大規模な生物調査では樹木の取りまとめに当たり、内外苑の樹木にも詳しい。
◆環境保全に残る不安
 緑豊かな周辺の環境との調和を目指し「杜のスタジアム」をうたった国立競技場。その開発に合わせてつくられた肝心の「杜」の生育不良が指摘されている。移植を含め、人の手で樹木を植え、育てるのは、一筋縄ではいかないことを示唆している。

国立競技場の建て替えに伴い移植され、「枯死の可能性がある」と指摘されたヤブツバキ。葉は変色し、花も開ききっていない

国立競技場から離れた場所に元々植えられていたヤブツバキ


 東京農大の浜野周泰客員教授が「枯死の可能性がある」と指摘したヤブツバキは、特徴のはずのつややかな葉の光沢は失われ、花も開いていない。同行取材では、離れた場所に元々植えられていたヤブツバキを見つけた。濃い緑の葉と赤い小さな花をいくつも付けていた。
 浜野氏は、移植を「人間で言えば大手術」とたとえる。移植後はリハビリに当たり、いかに樹木にとって過ごしやすい環境を整えるかが重要になる。樹木が育つには土壌や、日当たり、一緒に植える樹木同士の相性まで関係する。
 大正時代、明治神宮内苑の森づくりに携わり、日本の造園学の基礎を築いた上原敬二の著作によると、当時、造営の要職を務めた大隈重信は内苑の森を伊勢神宮のようなスギ林にするよう強硬に主張したが、現場の専門家は反対した。内苑の土壌はスギに合わないためだった。最終的に土地に合うカシやクスなど常緑広葉樹を中心に植え、現在の豊かな森につながった。樹木の生育の難しさを示すエピソードだ。
◆樹木の生育環境、悪化する事例多く
 浜野氏が実現に携わったケースでは、東京駅前のオフィス街に整備された「大手町の森」がある。千葉県内に同じ生育環境を再現した森をつくり3年間様子を観察した後、そっくりそのまま東京へ移植した。
 だが、多くの再開発では、新しい建築物の整備が優先され、樹木の生育環境はそれまでよりも悪化する事例が多いという。敷地の広さが一定である場合、再開発で新たなビルなどが建てば、樹木のためのスペースは減る。生育環境を向上させるのはそもそも難しい。
 今回の再開発では、事業者が新宿区に提出した資料によると、1904本のうち892本を伐採、164本を移植し、979本を新たに植えることを検討している。再開発で建築物の数は増えるため、どの程度、樹木の生育環境が整えられるかは不透明だ。(森本智之、写真も)
【関連記事】神宮外苑の樹木892本伐採して高層建築、賛成多数で承認 批判意見も「議論は十分尽くされた」 都審議会

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