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カミナリ親父の生涯　−　物書きとして（1）　

2022年02月05日
テーマ：テーマ無し

多趣味、多芸の父ですが、チト器用貧乏なきらいがあります。昭和9年、国学院大学の三年生のとき、サンデー毎日の大衆文芸懸賞募集に応募して入選しました。この賞は、なかなか権威のあるものだったようで、源氏鶏太氏や井上靖氏などが同じころ入選して、文筆家として文壇に登場しています。記録によると、父は昭和9年第14回の「大衆文芸」懸賞募集にペンネーム藤川省自で「伝蔵脱走」という小説を応募し、入選五編のうちの一つに入

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