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2021年12月21日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

























































   C'est le moment de regretter le monde vert...
   Epson R-D1+ Summilux-M 50mm F1.4 Asph. LHSA
























コロナのせいでフラストレーションが溜まって,知らぬ間にこんなものをポチしてしまった(;´Д`)ハァハァ 困ったものです...









アップサンプリングに目覚めて,初めて手にしたDACは,アメリカのMSB TechnologyのLink DACだった.R2R ラダー型のDACで,主流のΔΣ方式DACチップを使ったものではなく,抵抗を多数並べて(梯子のように.つまりラダー)D/A変換を行うやり方の日本では,マルチビットと呼ばれる方式.
なんとなく昔を思い出し,最新鋭の抵抗を多数ディスクリートでやったマルチビットの音が聞きたくなって,輸入してみた┐(-。ー;)┌ヤレヤレ.


R2R ラダー型のDACとは,デジタル・データをアナログ数値に変換する素子(ラダー抵抗)を多数用いてデジタル値の大きさに応じて重み付けされたスイッチング素子からの出力を組み合わせ,最終的なアナログ出力を取り出すという方式で,一昔前の手法だ.
マルチビットDACを小さいDACチップに集積したものの最高峰と言われるのがバーブラウンのPCM1764で,これは,一般的な現在主流となっているΔΣ方式のDACチップよりも価格も10倍ほどする.

現在では,マルチビット方式のDACチップは非常に数が少なくなっている.というのも,高精度なDACをマルチビット方式で作るためには,技術的な制約とコストの壁があるのです.低ビット領域では,最大電圧の数万分の1またはそれ以下の微小な電圧で正確にスイッチングを行う必要があり,そのような高精度な素子を作る半導体プロセスには技術的な困難が伴うからだ.
このPCM1764の音が好きなコアな方は根強くいる.


このマルチビットDACチップを使わずに,わざわざディスクリートにすることで最新の精度の高い抵抗やその他の部品を使い,音質にこだわり,さらなる高音質を追求しようというラダー方式のDACもいまだに残っていて,今回輸入したMusicianブランドの「PEGASUS」もその一つだ.中国製.
ディスクリートなので,ローテクだろうと思われるが,CHORDなどが使っているFPGAチップも使われており,新旧をうまく融合させている.またHDMI端子を使ったI2S入力にも対応している(I2Sは一定した基準がないので,メーカーによってピンの割り振りが異なることがある.大抵は一致しているが).



ラダー型のDACは中国では種類も多く,新製品もいろいろ市場に投入されている.Musicianは,Denaflip社の別ラインのブランドで,2020年に若いエンジニアたちのチームで開発され,運営されている.
PEGASUSは最初に市場に投入されたミドルランクの価格で,以前日本で売られていたときには20万円近い上代だったが,直輸入なら10万前後.最高ランクはAquariusで,30万円前後.Denaflipsブランドの最高峰は,80万以上する.
PEGASUSでは,Dnaflipsの最高峰で使用されているのと同じ抵抗をステレオで使用し完全バランスで設計されている.


中国製と聞くと,どうもそのクオリティを疑ってしまうが,なかなかのものである.日本ではMusicianの代理店はなく,物好きな人たち(失礼)が僅かに輸入して密かに使っている程度だろうと思うが,アメリカではMusicianも含め,この方式のDACを様々なオーディオ誌で取り上げていて,ファンも多い.
この方式の高級ラインで,アメリカでも評判の良いものとしては,Holo Audio社のSpringやMayなどが注目されている.20万円〜60万円.


なんといっても,この方式の特徴は,ΔΣのような広域の刺々しさがなく,音場が縦,横に広く,倍音がよく再現されるということ.MSBのDACを聴いた感動した記憶がいまでも蘇る.MSBのDACはその後,2種類買い換えて楽しんでいたが,今はもう超高級過ぎる方向へビジネス戦略が変わってしまって,とても購入できる値段ではなくなった.ライカM10が2,3台は買える価格になっている.


まだ購入して4日ほどしか経っていないが,初音出しでもPEGASUSもこの特徴は良く表している事が分かる.最低,3週間はバーンインしてから音を評価して欲しいということがマニュアル二も書いてあるのでもう少し1日12時間鳴らし続けてみる.
ただ,JAVS X6-DDC-Femtoでアップ・サンプリングした信号で聴くと,MSBでアップサンプリングをオンにして聴いた音の特徴に近い感動が蘇ってより新鮮に聞こえる.
オーバーサンプリングモードのオン,オフができるので,これも嬉しい.


下の仕様にもあるように小さい筐体だが,分厚いアルミくりぬきで4kgほどあるし,USBも独自開発のものをつかい,アマネロその他のような汎用部品は使ってない.
仕様...
・Proprietary R2R + DSD Architecture
・True balanced 24BIT R2R + 6BIT DSD (32 steps FIR Filters)
・Low Noise Power Supply

FIFO Buffer
・Digital Signal Processing via FPGA
・DSD1024, PCM1536 Supports On USB & I2S Input (the audio source needs to be compatible with the native interface)

・Proprietary USB Audio Solution via STM32F446 Advanced AMR Based MCU
Licensed Thesycon USB Driver For Windows Platform
・Driverless On Mac & Linux

DSD
・DSD64-DoP On All Input
・DSD1024 On USB & I2S Input

PCM
・24bits / 44.1, 48, 88.2, 96, 176.4, 192KHz On All Input
・1536kHz On USB & I2S Input

Sampling Mode・ Non-Oversampling NOS / Oversampling OS

Digital Input
・Coaxial*1 via RCA
・Optical *1
・USB*1
・AES/EBU x 1
・I2S via HDMI LVDS *1

Technical parameters...
・Frequency Response: 10Hz~60KHz
・Resistance accuracy: 0.005%
・THD+N: 0.002%
・S/N Ratio: 123dB(A-weighted)
・Dynamic Range: >120dB
・AC Power Requirement: 110-240VAC, 50/60Hz (Worldwide Voltage)
・Power Consumption: ?20W
・Dimension: 280 x 250x 50 mm
・Package Dim: 375 x 330 x 115 mm
・Package Content: DAC only. No power cord & remote control.
・Weight:3.9 Kg
・Color: Silver / Black

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