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兵庫県南部の島

イノシシの伝説 

2021年10月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:テーマ無し

淡路島の伝説にイノシシが出てくる。淡路島の真言宗のお寺に先山千光寺と言う大きなお寺がある。そこの観音様の言い伝えだ。

播磨の方に「イザサ王」と言う大きなイノシシがあり、それを追って「忠太」と言う猟師が矢を射かけて、当たったのだが、イザサ王は逃げて海に飛び込み、淡路島に上陸した。上陸したところは「つく江」と言う場所で、「机」と言う名前になった。さらに忠太が追いかけて行くと、イザサ王は矢が刺さった痛さでのたうち回ったと言う。そこの場所を「ノタンダ」と言うが「野たん田」という地名になっている。さらにイザサ王は逃げて、先山に登り、そこで弱り果てて倒れてしまった。追いかけてきた忠太はそのイザサ王を探すと、観音様の胸に矢が刺さっていて、これは大変なことをしたと、仏道に入ったと言う。先山千光寺の言い伝えになっているが、観音様の胸には傷がないのは確認済み。
このお寺の狛犬はイノシシだが、イノシシの狛犬も全国を探せば出てくる。
忠太の墓はこのお寺にもあるし、淡路市のお寺にもある。忠太については高野山の刈萱童子の話によく似た言い伝えもあり、忠太の子供か奥さんが大きな石の上で、忠太を呼んで足踏みしたから割れた石があり、二つに割れたから「二つ石」と言うが、洲本市の地名になっている。


阿波踊りの歌の中に
「ささやまとおれば笹ばかり。イノシシ豆喰てホイホイ」・・・と言うのがある。笹山と言えばデカンショの丹波篠山だが、淡路島の阿波踊りの時にもこの「ささやまとおれば笹ばかり。イノシシ豆喰てホイホイ」が出てくることがある。



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