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ドロップシッピング新米店長たのきんの挑戦奮闘記
不動産開発の脱炭素化で商機!
2021年09月21日
テーマ:テーマ無し
1812 鹿島建設2021/09/21 15:01 / [現在値] 1,466円 [前日比] -53円 [出来高] 1,555,200株超高層、耐震、原発技術などに強みを持つ大手ゼネコン。8/6発表の第1四半期決算で売上高は前期比3.0%増の453,814百万円、営業利益は同31.5%減の26,663百万円です。土木事業が、工事終盤を迎え大きく進捗する案件が少ないことなどから減収減益となったものの、海外関係会社は、北米や欧州における売上高が建設事業、開発事業等ともに増加したことで、売上高が前期比35.8%、営業利益が同213.0%増と大幅な増収増益となっております。通期予想(売上高2,010,000百万円、営業利益104,000百万円)に対する進捗率はそれぞれ22%、25%と、コロナ禍前、2020年3月期の第1四半期(売上高20%、営業利益16%)と比較しても順調に推移。5月には中期経営計画(2021〜2023)を策定。建築事業では、重点分野の取組強化にデータセンター、再生可能エネルギーなどを挙げております。5G普及やEC市場拡大などを背景にデータセンター需要も高まっておりますが、同社はデータセンターの国内シェアNo1で、唯一海外での受注実績もあります。7月にはデータセンターにおける新たな省エネ技術「間接外気冷房型の空調システム」を開発 。性能検証では国内トップクラスの省エネ性能となっており、今後受注拡大が期待できそうです。土木事業では、成長領域の1つに再エネ分野を挙げ、新事業領域ではCO2吸収コンクリート「CO2-SUICOM」の社会実装・事業化促進に取り組む方針です。さらに、建設機械の自動化による次世代の建設生産システム「A4CSEL(クワッドアクセル)」の造成・トンネル工事への適用、海外展開など、遠隔・自動化等先端技術の開発・適用を推進。経営目標としては24年3月期に売上高で今期予想比11%増の2,250,000百万円程度、当期純利益で同18%増の95,000百万円以上を計画しております。9/18の日経新聞が、「三菱地所は不動産開発の脱炭素に乗り出す。鋼材、セメントなどの資材や建機など工事の段階から二酸化炭素(CO2)の排出量を把握し、削減につなげる。(中略)将来の資材・工法の見直しや発注先の選別につながる可能性もある。」と報じておりますが、同社は「CO2-SUICOM」のほか、「5269 日本コンクリート工業」とカーボンネガティブコンクリートの共同研究にも取り組んでおります。政府もグリーン成長戦略で、「CO2-SUICOM」を実用化することに成功している企業があることに触れ、CO2吸収型コンクリートの市場規模が30年時点で約15〜40兆円にまで達すると予想されている中、市場拡大を見据え、早期に価格低減を達成し、市場シェアを獲得する必要があると明記しておりますので、官民で建設分野でのカーボンニュートラルに向けた取り組みが加速するなか、商機拡大につながるとみております。また前回、衆院選があった17年に同社株は年間で3割近く上昇しましたが、今秋予定の衆院選に向けても大型の経済対策が打ち出される可能性が高く、建設株の見直し機運が高まる可能性があります。予想PER9.49倍、PBR0.87倍と、日経平均の予想PER14.04倍、PBR1.28倍(ともに9/17時点)と比較して割安で水準訂正余地は十分です。
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