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ドロップシッピング新米店長たのきんの挑戦奮闘記
株式投資「ゴールデンクロスは買いだ」と言われるところを「売り」でいく秘奥義
2021年08月01日
テーマ:テーマ無し
株式投資の勝率を高めるには、どうすれば良いのでしょうか。相場を完全に読み切ることは不可能です。だからこそ、株価チャートに出現する「シグナル」を見逃してはいけません。45年間市場と対峙してきた百戦錬磨の筆者が、的確に判断するための秘奥義を公開します。※本連載は石井勝利氏の著書『株の鬼100則』(明日香出版社)の一部を抜粋し、再編集したものです。勝率の高い投資家は、ゴールデンクロスで「売る」[図表1]8113 ユニ・チャーム チャート提供:「みんなの株式」(https://minkabu.jp)株価の動きで「ゴールデンクロス」という「買いシグナル」がある。これにはいくつかの種類があるが、基本的なパターンは、右肩上がりの移動平均線を株価が下から上に突き抜けた形である。これまでのトレンドに異変が起きて人気化するか、徐々に買われて、急激に株価が上げた時に現れる。そのため「ゴールデンクロスは買いだ」と言われている。なぜなら、クロスした時点で勢いがあるので、さらなる上値が期待できる、その可能性が高いと思われるからである。しかし、あくまでも、確率のことだ。多くのシグナルを見てきたが、クロスしてさらに上値を目指す銘柄もあるが、その時点で「目標達成」とばかりに、反転下落する銘柄も少なくはない。なぜそうなるのか。それは、すでに保有している人(特にファンドなど)は、クロスより前の、もっと株価が低い時点で「下値確認」して、多く仕込んでいるので、クロスの時点をむしろ利益確定のシグナルとして使うからだ。大勢の人が「買い時だ」と考えるのに対して、先に買っていた人は、「売り時」と考えるのである。そこを真似たい。大勢の行動に合わせるのではなく、少数の行動をとる。株に勝つにはこれしかない。「ゴールデンクロスで売る」。この投資家の勝利の確率は極めて高くなるはずである。皆と同じ行動で勝てるような相場ではなく、孤独の行動が株の必勝の考え方である。長いもみ合いの後の「強烈な上げ」で利益を上乗せ[図表2]8818 京阪神ビルディング チャート提供:「みんなの株式」(https://minkabu.jp)株価が上に行くのか、それとも下なのか。これをテクニカルで的確に判断できれば、株式投資で利益を取るチャンスは格段に多くなるはずである。その判断のシグナルのひとつが「ネックライン抜け」というものだ。これには、様々な形があるが、何回も上値に挑戦しつつも一定の上値に抑えられてきてた株価が、ある時、強烈に上に抜けると見られる。これは売りに対して明確に買いが上回り、需給関係では買い有利となり、上げ転換となったことを示す。長いもみ合いの後の上げは、簡単には崩れないのが、一般的である。しつこく売りをしていた筋や弱気の利益確定の人の「売り玉」が途絶え、買いが勝っていて、誰もが「買い有利」と判断するので、株価の上昇の勢いが増していくというわけだ。例えば、京阪神ビルディングは約1ヵ月の間、900円から930円の間で攻防が繰り広げられてきた後に、一気に1100円近くまで駆け上がった(図表2)。 ただし、この勢いが無限に続くかは疑問だ。適度な利益で手仕舞いをしなければ、強烈な売り仕掛けが出てくる可能性があるので、注意が必要と言える。持ち合い抜けの株価の勢いを活用して、うまく利益を上乗せできた時点でトレードは完了が賢明である。次の局面では違ったトレンド形成の可能性があるので、用心しなければならない
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