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たかが一人、されど一人

安全保障問題 

2021年07月31日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 日本は全世界の中で見れば、人口的には小さな国だが経済的には存在感がかなりある方なんだろう。だろうと書いたのは他国とビジネスをした経験も無いし、外国の報道に接する機会が少ないから、実感は無いし実態は殆ど知らないからだ。しかし食料の大部分が外国から輸入されていることや、日本の経済が外国との貿易に支えられている事は何となく分かっているつもりだ。その貿易の最大の相手国は中国であると理解している。ところが、その中国とアメリカの関係が最近妙に刺々しくなっていることがある。日本はアメリカの属国のような国だから、立ち居振る舞いが難しいことも分からぬではない。しかし日本は独立主権の国民国家であることも事実。いくらアメリカが宗主国のように振る舞おうとあまり卑屈になるのは考えものだ。前政権以来未だに正式な駐日大使を派遣しないまま、言い方が悪いかもしれぬが、日本はアメリカの下っ端の役人に駐留軍費用負担の増額や、本当に必要かどうか分からぬ兵器を押し付けられたりしているようだ。これは交渉事だから一市民が文句言う訳にはいかぬだろう。文句を言いたいのは最近の日本がアメリカの要求に応じて益々戦争準備に余念がない事だ。自衛隊はアメリカ軍の要求だろうと思うが、国外にのこのこ出かたり、国内でも人目につかない小島を利用して米軍との合同軍事訓練を重ねているようだ。自衛隊はいわば軍隊だから軍事訓練は仕方ないとしよう。しかし度を越してアメリカ軍と一体化した下請け的なものはどうかと思う。こういった風潮は何となく漏れ伝わり、政府や与党政治家は段々右傾化を強めている。いわば戦前への先祖返りだ。既に先の大戦を知る政治家は非常に少なくなっている。悲惨な経験を知らず強いことが安全保障の基本と勘違いしている彼等に言いたい。アメリカは最近中国の人権侵害を事あるごとに非難を繰り返し、日本の政治家もこれに同調する者が多い。でもよく考えてみてくれ、戦争に勝る人権侵害は無い。ポツダム宣言を発した後で敵国日本に原子爆弾を2発も投下し、一瞬にして数十万人を焼き殺した国が他国の「人権侵害」をよく非難できるものだ。普通では考えられないだろう。マスコミは台湾有事が日本の安全保障に重大な影響を及ぼすとも言う。世界の殆どの国が中華人民共和国を正式に認めた時に台湾はその一部として、それまで国家として認めていた台湾との国交を断絶した。もちろん日本もそうだ。本土と比較的距離を取っている台湾の現政権でさえ独立は考えていないと言っている。他国が独立を煽るのは内政干渉だろう。中国政府の発表は嘘ばかりで信用できないとする評論家が多くなっているように感じるが、それが正しいかどうかは判断できない。しかしその人達は、アメリカの言うことを割合簡単にそのまま受け止めているようでもある。国民国家とは国民が主体の国家で、国家が国民を支配するものではない。そこだけは間違えないようにしたいものだ。

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