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ちょっとシニアチック

貧乏人の美術学校 

2021年07月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

7/12/2021/月

 水彩画家になる前は看板職人だった。
中学を卒業して看板職人見習いに入ったのは
小樽にあった大きな看板店だった。

 職人見習いとして就職する人は
絵の上手い人が多い。
絵が好きだが経済的に美術学校へ行けない人達が
少しでもアートに近そうな看板職人になる。
少なくとも私がそうだった。

 仕事になれ余裕が出来た頃、
職人達は家で描いた絵を仕事場へ飾り批評し合った。
みんな上手い絵を持って来た。

 ずっと後で思ったのだが看板職人見習いで
鍛えられた経験が水彩画家になった今、
とても役立っている。

 徹底的に仕込まれたものは何かを習う為の哲学。
それは人生の全てに当てはまる。そんな気がする。
今思うと
看板職人見習いは貧乏人の美術学校であった。

 しかし、現在はコンピューターが職人の仕事をする。
むかしの様に熟練した職人を必要としない。
私は歴史に残る「ラスト看板職人」となった。

 今日の画像は職人達が仕事場で絵を見せあった頃
私が描いた一点である。1965年頃に描いたもの。
つまり56年前の作品。

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