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たかが一人、されど一人

読後感「それでも 日本人は 戦争 を選んだ」加藤陽子著 

2021年06月13日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 今年の春、菅首相が日本学術会議の会員候補6名を拒否した事件の際、その一人として名前が上がった歴史学者加藤陽子氏の著作。近代史を湘南の名門校栄光学園の生徒(中学と高校の歴史クラブ員)を対象に行なった講義を取りまとめたものである。時の首相が拒否反応を示すくらいの人物だから、相当右翼政治家には都合悪いことが書かれているに違いないと、ある種の期待を持って読んでみた。更に良いことは、中学生を含む若い人向けの講義録だから読みやすいだろうと思った故もある。このブログでは何度も触れたが、1947年国民学校入学なので戦後教育の申し子のため、大学卒業するまでの全学生時代を通して、日本の近代史は一度も先生から教わったことはない。父も母も明治の生まれだから両親やその周辺の人から聞きかじったことを繋ぎ合わせてなんとなく知ったつもりでいるだけのことだ。我が世代にして既にそうだから、今生きている日本人の多くは近代史を殆ど知らないとも言える。生きていくために歴史知識は必要無いかも知れぬが、同じ過ちを繰り返さないためには知っておいたほうが良いだろう。端的に言えば、父が生まれた20世紀初頭から小生が物心ついた20世紀半ばにかけて日本は国家的に大きな間違いを犯してきた。結果として日本はアメリカの実質植民地になって、既に70有余年。今は幸せだから良いじゃないか、と考える人も多いだろう。しかし国際情勢は常に動いているので、この幸せが未来永劫のものでないことも心に留めるべきだ。特に政治に携わり国民をリードする立場にある人には、未来を見通す力が不可欠だろう。こちらにはその政治家を選ぶことが権利でもあり、義務とも思っている。今年は否応なしに、区議会議員と衆議院議員選挙がやってくる。その時にこの本から学んだことを思い出すようにしたい。

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