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たかが一人、されど一人

思い出の断片 

2021年04月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 年をとってくると記憶が曖昧になるのは仕方ないが、独り身になると一寸厄介だ。昔から身内の誕生日や結婚記念日を忘れて「今日はどういう日か知ってる?」とよく注意されたが、家内がいなくなってしまったので、そんなことも無くなった。結婚記念日が4月の十何日かであった事は知っているので、ひょっとしたら17日でなかったかなと思い、確認したくなったが、これがまた一苦労。やっとの思いで、アルバムをしまっている箱の底から婚礼当日の近親者の寄せ書きを見つけた。そこに昭和44年4月19日と書いてあったのではっきりしてホッとしている。確認したからどうということはないが、52年の歳月は長い。断片的にいろんなことを思い出したが、当日の夕方になって雪が降り出したことが印象的だ。東京から来てもらった大学の同級生と母の友人と我々の4人で、東京行きの普通列車の硬いシートに向かい合いに座ってなにか喋っていたシーンが記憶に残っている。確か誰もコートを着てなかったような気がするが、記憶違いかも知れない。我々にとっては文字通りの新婚旅行で、当日は自宅で1泊して、翌日から2晩、当時の勤務先の目の前にあったホテル・ニュー・ジャパンに連泊した。最初の日は昼間になにか映画を観に行ったはずだが、何を観たか思い出せない。2日目は家内の希望に沿って帝国劇場で「ラマンチャの男」を観劇した。こちらはよく覚えている。市川染五郎と草笛光子主演だった。染五郎は今や役者としては大物の松本白鸚で草笛光子はすっかり白髪のお婆さんになってしまった。初日の夕食はホテル・ニュー・ジャパンで摂ったが二日目はホテル・オークラに出かけた。記憶がここでも曖昧になるが、どちらかでピアノ演奏があり我々が「白い恋人達」をリクエストしたことが覚えている。二日目の朝、会社の後輩が花束を持ってきてくれたことも思いだした。それから数十年、夫婦にはいろんな事が起こったが、金婚式を翌年に控え家内が突然逝ってしまったのは不思議といえば不思議。彼女がどう思っていたか分からないが、金婚式代わりに二人で旅行をとい言うことは無かったに違いない。両親が金婚旅行としてアメリカに行ったことを二人でよく話題にしてた。家内の口癖がは「お祖母ちゃんが、お父さんとの旅行なんてちっとも面白くないそうよ。」夫婦での旅行はほんとに少なかったが、今は代わりに次女が付き添ってくれるようになった。有り難いことだ。*余談:福一原発汚染水の海洋放出について2日連続で書いたが、この問題に関するマスコミ報道は正反対。汚染水とは韓国や中国が使う政治的表現であって、政府の決断は世界水準からしても妥当で「処理水」としか言わない。日本のマスコミ全体に失望を禁じえない。

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