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たかが一人、されど一人

首相外交 

2021年04月14日 外部ブログ記事
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 アメリカの新大統領バイデン氏はアメリカを嘗てのアメリカ、即ち世界の警察とまではいかなくても、前大統領トランプ氏が、アメリカファーストを標榜して失った世界の尊敬を再び得るために立ち上がった感があるように思う。しかしコロナで国内に優先すべき課題が多く、これまで得意とする外交に割く余裕も少なかったのだろう。今でもバイデン大統領が国外に出たとの話は聞いていない。しかし部下の国務長官や国防長官は世界各地に派遣してるし、自身でも電話などで中国やロシアにはプレッシャーを掛け始めた。そんな折から日本の菅首相が今週末ワシントンを訪問して、世界で最初の首脳会談を行うことが決まっている。この会談は日本の外務省が強く希望したものと報じられているが、このご時世で態々首脳がワシントンを訪問するなんて酔狂な国は日本だけだったのだろう。アメリカ国務省にすれば、それだけ熱望されるなら何も断る理由はない。しかし国内事情もこれあり、7日と一旦決めたが16日に変更してくれ、で最終確定した。外務省にすれば、前首相が前大統領の就任前にニューヨークの私宅にゴルフクラブの土産を持参できたことに次ぐ快挙と思っているのかも知れない。しかし、素人的に考えればいかにも姑息な考えで、よりもよってこの時期に外遊かよ、と思わざるを得ない。日本側は就任祝いのつもりかも知れぬが、アメリカ側は祝なんかは要らないが、新大統領の海外戦略は十分頭に入れて来てくれたのだろうね、と待ち受けていると見るのが専門家共通の見方らしい。ところが読みの甘さで定評のある日本外務省らしく、訪米を控えた首相に対しての予習が十分行われた気配がないらしい。土産は福島第一原発の汚染水の海洋放出らしいが、アメリカ以外にこれを評価する国は無いのに、何故アメリカが評価するのか理解出来ない。ブリンケン国務長官は「日本政府が透明性を担保したことを!」なんて言うが、日本政府の発表に嘘がないと信じているとすれば、アメリカの情報当局は相当お目出度い。それにしても今回の首脳会談は異例ずくめのようだ。発表が日米同時でなかったこと。茂木大臣は相当頭にきたようだが、外相同行が認められず首相単独行になったこと。共同記者会見は行われるが、これは日本政府は避けたかったらしい。そりゃそうだ、記者の質問に日米がチグハグな答えはできないし、菅首相がバイデン大統領の発言をなぞる結果になればどんな落し穴にハマるか分かったものじゃない。アメリカ側との晩餐会とか昼食会も無しで、会談終了後大統領は地元デラウェアに直行の予定とのこと。外交交渉のサポートスタッフをシェルパと言うそうだが、今回の首相外交は、小生がいきなりアルプス高峰に単独で登山をすることに似ていると思う。

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