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映画が一番!

武士の家計簿 

2021年03月05日 ナビトモブログ記事
テーマ:時代劇

映画ファンの皆さん、おはようございます!

今日は「啓蟄」。
虫同様、人間も外に出て、春の日差しを浴びたいところだが、
コロナ禍の中、身動きが取れず仕方なく冬ごもりの状態。

桃の便りもチラホラと聞こえ始めたが、
早く、「花見て一杯」といきたいですね。

今日の映画紹介は「武士の家計簿」。
BS日テレで2021年3月5日(金) 18:20〜放送。
幕末から明治。
激動の時代を知恵と愛で生き抜いたある家族がいた―。
2010年12月に見た時の感想文です。

「武士の家計簿」の原作は歴史学者磯田道史の
著書の『武士の家計簿「加賀藩御算用者」の幕末維新』。

幕末から明治と激動の時代に実在の<家計簿>から
生まれた物語を森田芳光監督が映画化。

ドキュメンタリー風なノンフィクション映画。
綴られていたのは、今と変わらぬ家族の愛。

キャッチコピーは
”刀でなく、そろばんで、家族を守った侍がいた”。

江戸時代後半。御算用者(経理係)として、
代々、加賀藩の財政に関わってきた下級武士の猪山家。

八代目の直之(堺雅人)は、真面目にただひたすら
そろばんをはじく毎日だった。

そんな中、町同心・西永与三八(西村雅彦)の
娘・お駒(仲間由紀恵)と結婚。

御蔵米の勘定役に任命されるが、農民たちへの
お救い米の量と、定められていた供出量との数字が
合わないことに気づき、調査を始める。

やがて役人たちによる米の横流しを知った直之は
左遷されるが、横流し一味の悪事がバレ、
人事が一新され昇進を果たす。

ところが親戚付き合い、養育費、冠婚葬祭と、
武家の慣習で出世の度に出費が増え、
それに加えて父・信行(中村雅俊)の膨大な借金もあり、
いつしか家計は火の車!

直之は“家計立て直し計画”を宣言。

家財を売り払い、妻のお駒(仲間由紀恵)や
母・お松(松坂慶子)、おばばさま(草笛光子)に
支えられつつ、家族一丸となって倹約生活を実行していく。

映画は、海軍主計大監となった
長男・成之(伊藤祐輝)の回想で始まり、終わる。

この映画を見て思ったことは、日本の膨大な借金も
この様に実行すれば返済出来るはずと。

彼が実行したのは今ある資産を売っぱらって、
借金を減らし、残った借金は自分の収入から
少しづつ返済していく。

ただ、その為には節約第一と、見栄をはらず、
子供の元服の祝いの席では、塩焼き用の鯛が買えず
鯛の絵で代用して、
”鯛じゃ〜、鯛じゃ〜”と囃し立てる親子に
親戚たちはただ、あ然とするばかりだった。

子供の成之は子供ながら、これは節約だと判り、同じように
”鯛じゃ〜、鯛じゃ〜”と一緒に、はしゃぐ様子に
私も笑いながら、ホロリとしましたね。

贅沢をせず辛抱して借金を返すという、
彼の強固な意志力があればこそ、
借金返済が出来たのでしょう。

日本人は贅沢に慣れ過ぎました。昔に戻って、
”もったいない”の精神を思い出さなくては。

それに加えて、息子にそろばんや論語などを
厳しく教育しています。
時代は剣の時代ではなくなった、技術をマスターして
スキルアップしてこそ飯の種になると信じる、
彼の信念は今でも同じですね。



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