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平成の虚無僧一路の日記

1尺8寸の尺八は古代に存在したか? 

2021年02月23日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



上野堅實氏も西川秀利氏も「現在の1尺8寸(54cm)の尺八が 古代から存在していた」と推定している。その根拠は、宇治平等院の「雲中供養菩薩像」に長短2本の縦笛があることだ。敦煌の壁画でも、長短二本で合奏している。考えられるのは「短笛」が9寸。長いのは倍の1尺8寸。つまり「壱越 (いちこつ)=D(レ)」の音の1オクターブ違いの尺八なのだ。室町時代に書かれた『體源鈔(タイゲンショウ)』には「壱越(イチコツ)管」の採寸図が載っている。これは長さ9寸(27cm)。だが、9寸の尺八は短すぎて曲は吹けない。だから、「壱越(イチコツ)」=9寸(27cm)を 基準管としてその倍の1尺8寸管が使われた。それで「“尺八”と名づけられた」という説もある。しかし、9寸〜1尺4寸までの尺八は多く伝存するのに、それ以上長い尺八は現存していないことが謎である。9寸が基準ならば、「きゅうすん」という名称で良かったではないか。なぜ、わざわざ倍の「尺八」を名称にしたのか、これは、現代の尺八が 1尺8寸(筒音は「壱越(イチコツ)=D」)であることに固執する故の、無理な意見と云わざるをえない。

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