メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

八十代万歳!(旧七十代万歳)

お話創りたい 

2021年01月14日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



昔の語り手さんたちは、自由にお話を語り変えてきたし、なんでも好きなように語った。
だから元は一つのお話がさまざまに語られている。
今は本から語るので、あんまり逸脱できない感じになっている。
でも私は好きなように語りたいから、言い回しを変えたりストーリーの一部を変えたりしている。
もっと自由に語りたければ自分でお話を作るのが良いかも。


で、試作中です。
まだ完成していないけど、読んでいただきます。是非感想をお寄せください。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


七人の幽霊が出る家   (自作)


留吉は9人兄弟の末っ子です。世の中は乱れており、口減らしに奉公に行く先も見つからないのでした。村の中で手伝い仕事をしてやっと暮らしていましたが、十四になると彼はどこか大きい街に行けば仕事もあるだろうと、南へ向かって旅に出ました。途中、田畑の仕事を手伝って食べ物を貰いながら旅をしていましたが、数年前に国中が大変な流行り病に襲われて一家全滅した家も多く、景気は悪いまま仕事の口などありません。
3年放浪してまた冬が来て仕事もなくなり、食べ物にも寝るところにも困ってしまいました。年越しの日にも行き場に困っていると、にぎりめしをくれた人が、「あそこに大きい空き家がある、幽霊が大勢出ると言う話だが悪さはしないそうだ。凍えるよりはましかもしれんよ」と教えてくれました。
留吉はその家に入ってすぐ仏間の掃除をしました。
仏壇を拭き清めて、お経をあげると隣の部屋で眠りました。


真夜中に「留吉、留吉」と呼ばれて、「俺の名前を知っているのは誰かな」寝ぼけながら仏間に入ると、明かりもないはずの部屋が妙に明るくて、紋付を着た人が7人座っていました。
幽霊だとは思いましたが、不思議と怖さを感じません。
「留吉。お前さんに頼みがあるんじゃ。我が家の養子になってくれんか」おじいさんの幽霊が言いました。
「わしらは手広く商いをしておったのじゃが、不意の流行り病で、この7人がほとんど同時に死に絶えてしまって跡取りがおらん。わしらには位牌もない有様。どうにか墓には埋めてもらえたが、墓石もなく棒が立っているだけじゃ。供養してもらえないからこうして、成仏できずにおる。え
お前がうちの子になって跡を継いでくれたら、わしらは成仏できる。ぜひそれを頼みたい。」
留吉には帰れる家はないので養子になるのは構わないけれど、広いだけで汚れた家をもらってもどうしたらいいかわかりません。
すると年寄りは言いました。
床の間の床を剥がすと下に甕が三つ埋めてある、中身はお金だから、それで家を直して暮らすが良い。わしらの供養を続けてくれれば、お前が困ることはない。


留吉は相手が幽霊だと言うことを忘れて、「私でよければ養子にしてください」と答えました。7人の幽霊は、ほっとした様子でした。


今まで話をしていたのが祖父になる人で祖母と、父と母になる人と、兄と姉が2人。7人の家族の養子に入ると言うわけです。そこで、留吉はみんなに丁寧に挨拶をしました。そうして菩提寺も教えてもらい供養の約束をしました。菩提寺も同じ流行り病で和尚様が亡くなって、代替わりしていると言うことでした。
7人の幽霊は「もうこれでお前に姿を見せることはできない、が、あの世に行っても、お前のことは守ってやるから安心しなさい」と言うとにこやかな顔のまま、みんな消えてしまいました。後にはみんなの名前と生まれ日と、亡くなった日を書いた紙が落ちていました。


留吉は床の間の下の甕を見つけて、まず菩提寺に行き、みんなの位牌を作り、墓石を建て家をきれいにして、お坊さんを招いて立派な法要を営みました。


さて、
留吉は字が読めません。算盤もできません。
そこで庄屋様の御隠居に頼んでお師匠様になってもらい寺子屋を開きました。


疫病で親を亡くしてこじきになっていた子供たちを引き取って、一緒に読み書き算盤を習いました。
子供たちは読み書き算盤の他に、それぞれ機織りや縫い物や、農作業を習いました。


2年ほどすると留吉は、寺子屋を続けながら、その家で、孤児たちと一緒に作った商品を売り捌く店を始めました。


やがて嫁を迎え、生涯幸せに暮らしたということです。   未完



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


まだ未完ですが、是非感想をお聞かせください。







発するFMの今村さんが、プレゼントを届けに来てくださいました。


温泉に入って牛さんの飴を頂きます。ご馳走様です。






私の物語の感想を是非是非、コメントください。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR





掲載されている画像

    もっと見る

上部へ