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たかが一人、されど一人

愛国者 

2020年10月28日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

 ニュース報道は相変わらずアメリカ大統領選挙問題でもちきりだが、どちらが勝とうと我が国がアメリカの占領政策の軛から逃れることにはならないだろう。政府は前政権以来、「自由で開かれたインド太平洋構想」なんて世界の果てのように遠く感じる海原のことに関しアメリカになにか強要されているのかもしれぬが、盛んにメディアを煽って国民に訴えかけている。その場所がどんなに息苦しい場所か知らぬが、世間を知らぬ年寄からすれば江ノ島や大島から先の海原は限りなく広く自由で開かれているように感じられる。にも関わらずそんな遠方までノコノコと、他国の軍艦と共同作業するために軍艦でない筈の自衛艦を派遣しなければならない理由を論理的に理解できる人が多いとすれば、己の理解力の不足を余程反省する必要があろう。公海が、自由で開かれていることが大事かもしれぬが、それより先に自国の領空が他国によって占拠され、自由な航行が出来ないことの方が余程重要だろう。愛国者を自称する方々は、最近しきりに専守防衛論だけに頼っていては日本の安全が保証できないことを声高に言い始めている。これはアメリカにけしかけられて言わされていることと、聞き捨てればいいかと思ったりもするが、行き着く先を考えれば聞き捨てならない気にもなる。彼らの主張は全く論理性を欠いている。彼らが言わんとするところの前提は、防衛を主とする自衛策では、飛来する弾道ミサイルに対処しきれないことにある。この前提は否定できない。複数の弾道ミサイルがある地点めがけて発射されれば到達までに半時間掛かるとされるアメリカの主要都市だって防御は不可能だろう。だからアメリカとか大国は報復手段を考えた弾道ミサイル網を構築しているのだろう。要するに昔から他国と戦争することを前提に国家を運営してきた大国は、自国の被害を最小化して最終的に敵国を打ち負かす事を常時考えているのだ。アメリカが日本に多くの基地を維持しているのは完全に自国防衛のためであり、日本という他国を守ろうなんて気持ちは最初から無いだろう。最近、75年前に戦争自体を放棄することを定めた「国是」を忘れている愛国者がいかに多いことか。北朝鮮や何処かの国が日本に宣戦布告をしてくることは考えにくいが、休戦中とは言え米朝武力衝突の可能性はつい最近もあったし、米、中、露国は常に戦争をしているので、国家の安全保障は戦争を前提に考えている。日本は同盟関係でアメリカ軍の基地が存在する現実があるので、日本に宣戦布告がなくても、日本の米軍基地に弾道ミサイルが飛来して日本人に大きな被害が発生するのはやむを得まい。しかし、間違ってもこちらから敵基地攻撃なんて思わないことだ。思えばその瞬間に非戦の国是が破れ「戦争をする国」になる。その悲惨さを知る愛国者はもういない。

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