メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

悠々閑々に暮らす身辺雑記

真夏に読み散らかした文庫本。 

2011年08月19日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し

佐渡に行くまでの車中の時間つぶしに、文庫本を買い求めたのがきっかけで、次々と読み散らしたのです。

40代のはじめ城山三郎全集を買った時、最初に読んだのがこの本だったと思う。
ロッキード事件で商社に対する非難が集中していた頃です。
商社マンの不遇や定年を描き、ベストセラーになった経済小説です。
同じ小説を2回も読むのは滅多にありません。
生きがいについてのとらえ方を教えてくれた本で、時を隔てても新鮮に読めたのです。

名エッセイ集です。
一日四分割法なるものを記されています。
「毎日が日曜日」の身となるころには日中の可処分時間が圧倒的にふえるだけでなく、年齢的に夜の眠りが浅くなり夜間の可処分時間までがふえてくる。
作家である氏の一日は、午前中の仕事の時間を「黄金の時間」、午後の時間を「銀の時間」、夕食後の時間を「珊瑚の時間」「餐後の時間」、深夜の寝起きの時間を「神授の時間」「真珠の時間」と四つの時間帯区分をしました。
一日という単位は、まるごと相手にするには大き過ぎるで、一日という単位も四分割してしまえば相手にしやすいとしています。
オジサンはリタイアして4年、黄金の時間が欲しい。

半藤一利氏と16人のその道の碩学との歴史対談集です。タイトルの日本史からずれた感の対談が多いのでが?、それでも半藤氏が対談者に勝る碩学で感心をする。難解な話もあるが引き込まれて読まされました。話のネタづくりに役立つのでは!

半藤一利氏は作家になる前は『文芸春秋』の編集長をしております。
義母が夏目漱石の娘なのだそうです。
楽しいエピソードと新事実から漱石作品の意外な背景を次々と教えてくれます。
漱石は生涯2,500余もの俳句を詠んでいます。
俳句と文学のエッセイで、こちらも興味深く面白く読めたのです。

古代史に興味を持つ友人にこんな本があると教わる。
直近の2か月、寺社めぐりをしていたので頭の整理をしたく読んでみた。
この手の本は神の名や人の名が頻出して難しい。
読み続けるのに苦労した。
真偽のほどはともかく中臣鎌足が余豊章であるとしている。
この本はところどころで解説図が挿入されていて古代史論考なのだろう。
小説ではありません。
筆者に対する批判も多々あるようだ。

物部氏は古代史を代表する大豪族でありながら正史から抹殺されており、全貌は多くの謎に包まれている。
物部氏は神武東征より早い時期にヤマトに入り勢力を拡大していて、三輪山の大神神社とも深いつながりがあるようだ。
神武東征後の天皇家は、物部氏の祭祀をを継承することを条件にヤマトの王権を禅譲されたのではないかというのが筆者の推理なのです。
もやもやとした古代史ミステリー???、疲れました。

日本のカミ(神)信仰、仏教の伝来、神仏習合、国学の影響、西欧のGodとの比較、時代の変遷を分かり易く書いてあります。
日本古来のカミは南インド地方のタミル語を言語とする人々によって稲作文化とともに齎されたと、筆者の国語学の研究成果をもとにして明らかにしています。
オジサンにとって、寺社を知る良い入門書となりました。

前半の小説やエッセイはスムーズに読めて楽しかったのですが、後半の論考は苦労しただけで読み甲斐はありませんでした。
頭が固くなっているようだが、次の「蘇我氏の正体」関祐二著までは読み切ることにします。


今日は作日までとは打って変わった天気、終日の雨だったのでちょっと振り返りをしてみました。
酷暑の2週間、高校野球と文庫本で真夏を乗り切ったのです。

天気が回復したら新たな沿線散策をすることにしよう。
オジサンは西武ライオンズの成績不振を嘆いているのです。
紛らわすにはウォーキングが最良なのです。

>>元の記事・続きはこちら(外部のサイトに移動します)





この記事はナビトモではコメントを受け付けておりません

PR







掲載されている画像

    もっと見る

上部へ