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ハリーの災難 

2020年07月01日 ナビトモブログ記事
テーマ:サスペンス・ミステリー・ホラー

映画ファンの皆さん、おはようございます!

中国がかって、香港返還時に英国と結んだ
「一国二制度」を破る、「香港国家安全維持法」を施行を決定。

共産党一党主義の中国だから、
いつかやるだろうと思っていたが、やはりショックです。

中国は覇権主義の国、人口が多いだけに国民に食わせるためには
「自由」とかなんとか言っていられないから、
当然、金と軍事力にものを言わせて、
世界にその勢力を伸張させて行くでしょうね。

さて、映画風に言えば、トランプ大統領になって、
いささか心許ないアメリカが正義の味方、
悪役の中国に対して、どう対処するのか、
そして、そのバトルの結果は如何に?

今日の映画紹介は
『ハリーの災難/The Trouble with Harry』。
BSプレミアムで2020年7月1日(水)13:00〜放送。

アルフレッド・ヒッチコック監督が、美しい紅葉の森を
舞台に描く、死体を巡るスリラー・コメディー。

キャッチフレーズは、
”一つの屍体に四人の殺人ノイローゼ。
四人とも自分が犯人であるか、或いはその嫌疑をうける
大きな理由を持っていた。”。

舞台はもみじの美しいヴァーモント州の森の中。
4歳の男の子の
アーニー・ロジャース(ジェリー・マシューズ)が
森に遊びに行って、男の死体を見つけた。
死体はハリーという男だった

村の人々のなかにこの男を殺す動機を持っていると
疑われるものがいた。

死体が発見された時、もと船長であった
アルバート・ワイルス(エドモンド・グエン)は、
兎を射っていて、誤ってハリーを射殺したと勘違いした。

中年女性の
ミス・グレヴリー(ミルドレッド・ナットウィック)は
森の中でハリーに襲われ、
ハイ・ヒールのかかとで頭をなぐりつけたので、
それが死因であると思い込んでしまった。

若く美しい未亡人の
ジェニファー・ロジャー(シャーリー・マクレーン)は、
死体を見つけたアーニー少年の母親で、
ハリーはジェニファーの2度目の夫だった。

彼女はハリーに愛情がないことを知って、彼から逃げていたが、
彼が突然訪れてきたので牛乳のビンでなぐりつけた。
ハリーは眼がくらんで、ふらふらと森の中に入って行き、
その後死体となって発見されたのだ。

四人目は青年画家のサム・マロー(ジョン・フォーサイス)。
サムはジェニファーを愛していて、
彼女もサムに想いをよせていた。

さて、この四人の中も犯人は誰か?それとも…?

本作を観て、思いつくのは、
芥川龍之介の短編小説の「藪の中」。
登場人物のそれぞれの証言が食い違い、真相は「藪の中」。

これのパクリではないかと思ったが、
原作のジャック・トレヴァー・ストーリーが
『ハリーの災難』を書いたのが1949年(昭和24)。

一方、『藪の中』が発表されたのは
1922年(大正11年)なので、さてはと思ったが、
英訳された本があるではなし、
1950年(昭和25年)の映画「羅生門」も、
一年、ズレているし…。
まぁ〜、これも「下衆の勘繰り」でした。

シャーリー・マクレーンのデビュー作ですが、
軽妙洒脱の演技がいいですね。

製作は1955年(昭和30年)。



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