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北軽井沢 虹の街 爽やかな風

お隣のTさん 

2011年08月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 
4連休の初日である。6日続けての勤務は初体験で長かったが、その後4連休があるのでそれが楽しみであった。これで3度目となる御代田中央記念病院へと走る道中、霧が出て浅間山は見えなかった。それにしても涼しいを通り越して寒さを感じるほどのこの気温は少しおかしい。
病院はとても混んでいて大きなスペースの駐車場も車であふれていた。この病院は眼科がとてもよいという評判のせいか、眼科を訪れる人が特に多い。妻は角膜を広げる治療を受け、夕方までは目が見えにくいとぼやいていた。
 
私の仕事が休みとなると、お隣のTさんから電話がかかる。「お茶を飲みに来てください」と、その台詞は決まっているが、訪問すると、T夫人がニコニコしながら冷えた泡の出るお茶?を持ってきて、いつも同じもので済みませんとニッコリ。
この日のTさんは、何やら早くしなさいとT夫人をせかせる。次には大きなサザエの壺焼きが出てくる。これは、いつもと違いますね、と私。今日は私の誕生日だからこれを出しましたといいながら、小さなホークでサザエの中身を取り出す作業にとりかかる。「ここまで出たら無理に引っ張らず、次は貝の方をゆっくりと回しながら出すとたいていの場合、最後まできれいに出せます」と慣れた手つきでサザエの中身は見事に現れた。それを再び台所に持って行き小さく切って出来上がりである。
 
久しぶりに食べたサザエの壺焼きは絶品であった。これは旨い、と褒めると、そんなに褒めても何時も出るとは限りませんよ、と笑わす。Tさんとは、お隣のよしみでこちらに来た年からの交際であり4年目を迎えている。彼は私よりも7つ年上で、人生の大先輩であるが、年の差を感じない付き合いはいつもお笑いモードで楽しい。私と一緒の時は楽しくてしかたないと言って喜んでくれるので、こちらもついつい調子に乗ってしまうのだが、私は彼のパソコンの先生で、彼は私のキノコの先生。ここに定住されちゃ、もう何もかなわない、とおだてるのもうまいが、都会を離れ大自然の中での笑いはすこぶる健康にいいと、T夫人とともに笑う声が静かな森に響き渡る。私の胃袋はサザエと飲みものの泡がほどよく混ざり、心地よい気分は最高である。
 
まったく、人生は楽しい。
 
 

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