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天ぷら油で走る車 

2011年07月29日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



 

 

 

 

 

 
ここのところ曇り空が続き、時折いやな音を伴いながら降る雨は長い時間降るわけではないが、スッキリとした青空はない。そういえば今年の梅雨入りがやけに早かったことを思い出すが、それに比例して梅雨明けも早かった。最近の天気はまるで梅雨のようで、実は梅雨明けはしていなかったと勘違いするような天気が続く。各地で大雨による被害が拡大しているのは気になる出来事である。気象情報の知識はないが、気象庁に「実は梅雨はあけていなかった」と言ってもらいたい気持ちが湧いてくる。
 
スカッとした写真が撮れないと心も晴れないのであるが、アルバイトの帰路、駐車場に団体客を乗せてきたバスが2台停車して歌。そのボディに書かれたユニークな文字が目に入った。
「このバスは天ぷら油で走ってます」というその文字に、思わずニヤリと頬がゆるむ。
 
「天ぷら油で走る車」を調べていると、「レアリゼ」というインターネットで記事を発信しているマガジンを発見した。
http://www.realiser.org/index.php
 
その一部を紹介したい。
 
家庭や旅館から使用済みの油(廃食油)を回収し、精製してBDF(バイオディーゼル燃料)として販売し、車や農耕機械を動かす実践として、大町菜の花プロジェクトを紹介した。廃食油を回収してBDFにする方法は全国に広がっており、軽油の代替としてはかなり量不足だが、多少なりともその使用を減らすことはできる。

 ところで日本では、バイオディーゼル燃料で車を動かすために、もう一つの方法がある。BDF(バイオディーゼル燃料)は一般的には、動植物油から粘度の高いグリセリンを取り除いた脂肪酸メチルエステルを意味する。脂肪酸メチルエステルを精製するための装置は数百万円程度するので、地域から廃食油を回収して精製し、スタンド等で一般向けに販売する事業者が必要だ。

 これに対して、植物油をそのまま燃料として利用する方法もある。植物油を直接使うのはSVO(Straight Vegetable Oil)、廃食油を使うのがWVO(Waste Vegetable Oil)と呼ばれる。これなら脂肪酸メチルエステルを精製する高価な装置は不要で、資金のある事業者も要らない。個人にもできるのである。

 自分でご近所の天ぷら油を回収して濾過し、自分の車に入れて走る。そんな愉快な生活をしている人たちが、日本には結構いるのである。

天ぷら油で走る車

 そんな人たちの拠点のひとつが、信州は 安曇野市 穂高の別荘地にある、舎爐夢(シャロム)ヒュッテというペンションだ。シャロムヒュッテは、パーマカルチャーやスローフードに関心のある日本人には良く知られたペンションだ。山小屋の住人だった臼井健二さんが仲間と手作りで建てたペンションで、自給自足のエコロジ−な農的田舎暮らしを目指し、有機農法や自然農法の畑、パーマカルチャーガーデンなどの実践をしている。

 そのシャロムヒュッテで、宿泊客の送迎用に実際に使われているのが、天ぷら油(WVO)で動く車である。昨年宿泊した先に臼井さんに見せていただいたのが下の写真。フィルターと熱交換器をエンジン部分に取り付け、後部には軽油と天ぷら油の二つのタンクが積んである、とてもシンプルな構造で驚いた。長野県は寒いので、エンジンをかけるのに軽油を入れる必要があるそうだ。

 臼井さんを中心に、天ぷら油車に乗る人々の全国ネットワークが形成されていて、メーリングリストを利用して活発な議論を行っている。
 
http://www.youtube.com/watch?v=oW4rR_1Vc14
 
レアリゼ・代表兼編集長の三沢健直氏はレアリゼについて次のように言っている。
 
レアリゼは、記事を掲載するだけのマガジンを目指していません。何かをしたい、しかし何が出来るのだろう?と考えている人たちと共に考え、共に学びながら、一つ一つの小さな何かを実現していきたいと考えています。
 
 
天ぷら油で走るバスを発見したおかげで、もう一つ勉強になる「レアリゼ」を発見した。人と人とはまったくいろんなところで結ばれている。新しい発見は「積極的な生き方」の中に生まれ、次から次へと新しい発見があるから過ごす毎日が楽しい。まったく、人生は素晴らしい。
 
 

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