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平成の虚無僧一路の日記

野口雨情 『七つの子』『しゃぼん玉』 

2020年02月03日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



デイサービスや老人ホームでの尺八演奏曲では、一時期大ヒットした『千の風』や『冬のソナタ』、ジブリの曲など、全く演奏しなくなった。せいぜい、『川の流れのように』など「美空ひばり」の曲か、『いい日旅立ち』(山口百恵)、『津軽海峡冬景色』(石川さゆり)などは、今でも うける。
それに比べて、童謡、唱歌は根強い。歌詞カードが無くともみな自然と口ずさめる。『七つの子』は 野口雨情、大正10年(1921年)の作。「七つの子」」とは、「七羽のカラス」なのか、「七才のカラスの
ことか」。どちらも変。野口雨情の子供が七歳まで無事に育ったという「七五三」を祝う歌ではなかったかと言われています。『しゃぼん玉』はどうでしょう。 しゃぼん玉 飛んだ  屋根まで 飛んだ  屋根ま で飛んで  こわれて消えた しゃぼん玉消えた  飛ばずに 消えた  生まれて すぐに  こわれて 消えた  この「しゃぼん玉」は、2才で亡くなった雨情の娘、恒子のことを歌っていると言われています。ですが、雨情の娘が亡くなったのは、大正13年(1924年)。
詩が発表されたのは、大正11年(1922年)でした。ですから、「野口雨情」は、日常の生活の中から “詩”が浮かんだというのではなく、暗く閉塞感漂う世相を鋭く切り、そこから抜け出そうという なみなみならぬ気概を込めての、渾身の作詩ではなかったか。柔(やわ)なイメージとは裏腹に、100年歌い継がれるだけの、それ相当のエネルギーが注がれていると思うのです。

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