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平成の虚無僧一路の日記

「野口雨情」の“孤愁” 

2020年02月03日 外部ブログ記事
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「野口雨情」は1882(明治15年)生、1945(昭和20年)歿。63年の生涯で、2千もの詩を作りました。
代表作は、『十五夜お月さん』『七つの子』『赤い靴』
『青い眼の人形』『シャボン玉』『こがね虫』『あの町
この町』『雨降りお月さん』『証城寺の狸囃子』
『波浮の港』『船頭小唄』・・・・・。
どれも、老健施設での演奏のベスト・ナンバーです。これらの歌は、お年寄りの方は 歌詞カードがなくても、自然に口を突いて歌ってくれます。時には涙も流してくれます。野口雨情の詩の多くが、「はぐれる、一人ぼっち、消える」という「はかなさ、孤独感、不安」がにじみ出る歌です。生まれてまもなく七日目に夭折した娘を思って作ったのが『シャボン玉』とか。「シャボン玉消えた 飛ばずに消えた 産まれてすぐに こわれて消えた」の詩にドキッとさせられます。『 雨降りお月さん』雨降りお月さん 雲の蔭お嫁にゆくときゃ 誰とゆくひとりで からかさ さしてゆく傘ないときゃ 誰とゆくシャラシャラ シャンシャン 鈴つけたお馬にゆられて 濡れてゆく 『十五夜お月さん』十五夜 お月さん 御機嫌さん婆やは お暇(いとま)とりました十五夜 お月さん 妹は田舎へ貰らわれてゆきましたお嫁にゆくのに「ひとりでゆく」とは なん悲しいことだ。婆やもいなくなり、妹も貰われて行ってしまった。
『赤い靴はいてた女の子』は「異人さんに連れられて行っちゃた。(異国では)迷子になったらなんとしょう。わたしは言葉がわからない」と。私は子供の頃、外人を見ると“人さらい” と恐怖心を抱いたものだった。子供心にも「不安」や「恐怖心」を煽る歌詞が、なぜこんなに流行ったのだろう。今の世の中、これを 子供に歌って聞かせる親はいなかろう。ところが、 今、老人ホームでは 一番うける歌になっている。幼い頃の記憶、辛い過去を思い出し、また “老い先 独り の 孤独感 ”を感じているからだろうか。

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