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真昼の決闘 

2020年01月07日 ナビトモブログ記事
テーマ:西部劇

映画ファンの皆様、おはようございます!

今日の映画紹介は『真昼の決闘/High Noon』。
BSプレミアムで2020年1月7日(火)13:00〜放送。

映画のストーリーは忘れていても、
ディミトリ・ティオムキンが手掛けた主題歌の
最初のフレーズは覚えていますね。
♪Do not forsake me oh my darling♪
https://youtu.be/X1kwp8uFypg

本作は名優ゲイリー・クーパーが演じた、
今までの西部劇のスーパーヒーローではなく、
対決を恐れる”普通の人”としての保安官を演じ、
西部劇の定石を覆した映画として知られています。

午前10時35分、丘の上に1人の
ガンマン(リー・ヴァン・クリーフ)が立っていた。

やがて1人が馬でやって来て、もう1人も加わり、
3人が馬で並びながら町へやって来た。
彼らはこの日の正午に着く汽車を待つのであった。

この町の保安官ウィル・ケイン(ゲイリー・クーパー)は、
この日ちょうど結婚式を挙げて、この日を最後に退職して
新妻エミイ(グレイス・ケリー)と
町を出ていくことになっていた。

そのケインの元に、以前彼が逮捕した悪漢の
フランク・ミラー(イアン・マクドナルド)が釈放され、
正午の列車で到着するという知らせが届く。

ミラーは仲間3人共に、
ケインに復讐するために戻って来たのだ。

午前10時55分、皆の勧めでケインは
エミイと共に逃げようとするが、
”逃げても4人に追われる。
荒野の中を、どこまで逃げてもだめだ。
死ぬまで追われる”と、引き返す。

父と兄を殺された経験を持つエミイは、
正義よりも命の方が大事だと説得するが、ケインは肯ぜず、
仲間を集めに奔走するが、誰も彼を助けようとしない。

判事は早々に町から逃げ出し、保安官助手の
ハーヴェイ(ロイド・ブリッジス)は腕はいいが
精神的に未熟な若者で、ケインの後任に自分が
選ばれなかった恨みと、
かつてはケインやミラーの恋人だった
婚約者のヘレンとの因縁もあって協力を断る。

酒場の飲んだくれたちは、
ケインよりもミラー一味を応援している始末であった。

異色の西部劇には時代の背景があります。
当時のアメリカでは「非米活動委員会」による、
共産主義者などを追放する「赤狩り」が行われていた。

その影響はハリウッドにも及び、脚本を担当した
カール・フォアマンも標的にされていたので、
ケインに協力しょうとしない町の人々の姿は
この「赤狩り」に怯える映画人を暗喩していると
いわれています。

これらを勘案して観ると、映画がより理解出来ますね。

私が本作に登場する人物の保安官助手ハーヴェイを
演じるロイド・ブリッジス。

彼はこの後にテレビ映画『シーハント』に主役で出演。
同作は日本でも放送されて『潜水王マイク・ネルソン』と
いう題名で放送されていますが、私が子供の頃、
このドラマ大好きでテレビにかじりついていました。

又、『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』で、
兄弟で共演した俳優のジェフ・ブリッジスと
ボー・ブリッジスの父親。

監督はフレッド・ジンネマン。
1952年(昭和27年)製作。
アカデミー編集賞・作曲賞・歌曲賞も受賞。



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