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赤ひげ 

2019年12月26日 ナビトモブログ記事
テーマ:ドラマ

映画ファンの皆さん、おはようございます!

「IR(統合型リゾート)汚職をめぐり、
 秋元司議員を逮捕」のニュース。

さらに、自民党の白須賀貴樹衆院議員の事務所も
捜索を受けるなど、
現職国会議員の汚職事件へ発展しています。

私も昔、ラスベガスへ行ったことがありますが、
何となく賭博場の雰囲気に気分が高揚して、
なけなしのお金を寄付した経験があります。

貧乏人には縁のない話ですが、「統合型リゾート」なんて、
洒落たネーミングで庶民から金を巻き上げようとする
政府公認のバクチ場ですね。

そこに登場するのは、
悪代官に悪徳役人、やくざに浪人等々、
賭博所に役者が揃って”丁か半か”の勝負。

で、秋元司議員は振られたサイコロに人生を賭けたが、
サイコロの目は東京地検特捜部に…。

今日の映画紹介は「赤ひげ」。
BSプレミアムで2019年12月26日(木)13:00〜放送。
3月に紹介しているので再掲です。

原作は山本周五郎の『赤ひげ診療譚』。
シナリオ執筆に2年、撮影に1年半もの期間をかけた
黒澤監督の渾身の作品。

舞台は徳川吉宗が行った享保の改革の時に
設けられた小石川養生所。

冒頭のシーンは保本登(加山雄三)が
小石川養生所への門をくぐって行く、
後姿の場面から映画が始まる。

3年間の長崎への留学を終えた登は
幕府の御番医になることを夢見て江戸に戻って来た。

しかし、配置されたのは小石川の施療所だった。
その上、許嫁のちぐさ(藤山陽子)は、
他の男と恋仲になり、子供まで生んでいた。

小石川養生所で、所長で通称・赤ひげと呼ばれている
新出去定(にいできょじょう/三船敏郎)に会う。
無口で武骨な赤ひげから、
”お前は今日から見習いとしてここに詰める”と言われ、
不貞腐れた登は酒を飲み、御仕着も着ず、
仕事もする気はなかった。

しかし、登は確かな診断と優れた腕で懸命に人々の
治療にあたる赤ひげと、彼を頼りにする貧しい人々の姿に、
次第に心を動かされていくのだった。

そうです。本作は保本登(加山雄三)の成長物語。

3時間を超える長時間の映画ですが、
赤ひげが言うところの
”病気の陰には恐ろしい不幸が隠れている”と、
病気の治療の原因となる各エピソードが、
上手く散りばめられていて、だらけるところが
無いのは、さすが黒澤監督ですね。

それぞれのエピソードが、悲惨な話ばかりなので
観ていて悲しくなり、思わず、涙がポロリでした。

そうそう、何故、”赤ひげ”かと言うと、
薬品のため赤っぽく変色しているという事です。
本作は白黒なので判らないのが残念です。

三船にとってこれが最後の黒澤映画出演。

1965年(昭和40年)制作。



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