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【再掲】「突撃一番」を靖国神社骨董市で 

2019年12月11日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



「WAM慰安婦マップ」に関連して、2013年11月5日のブログ記事を再掲します。
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靖国神社平和ガイドの檜山紀雄氏(檜山平和ミュージアム主宰)から、「靖国神社境内の骨董市で突撃一番が五千円で売っていたから買ってきたよ!」と管理人に電話がありました。

檜山氏は、骨董市や古本屋で「戦争遺物」を熱心に蒐集していることで有名な人物です。第一回「ピースウイークINしんじゅく」では「実物に触れる戦争資料展」の特別コーナーで蒐集品を展示したことがあります。現在は、杉並区、船橋市、中央区など各地で開かれている「平和のための戦争展」に貸し出されている。さらに檜山氏は、米軍B29戦略爆撃機の模型を専門家に制作を依頼し同じく各地で展示しています。現在、米軍オスプレイ機の模型制作も専門家に依頼をしています。【画像はクリックすると大きくなります】







「学び・調べ・考えよう フィールドワーク靖国神社・遊就館」(平和文化刊)を管理人と共に共著した、歴史研究者の東海林次男氏が、「平和を考える戦争遺物」(汐文社刊)を上梓された。著者の許諾を得たので「突撃一番」と「星秘膏」の画像と解説文を転載します。





〔衛生サック〕

『「突撃一番」と「完勝」の文字の下に星のマークのあるヘルメット、波線が描かれている袋。この2つの袋に入っている中身は当時、衛生サックとよばれたコンドームです。「星秘膏」という薬の箱には「陸軍需品廠 陸軍材料廠」と書かれています。裏の面に使用法が書かれていて、内容からして性病予防薬です。つまり陸軍が性病予防薬を作っていたということです。「突撃一番」を陸軍が作らせたことを裏付ける対談集があります。鹿内信隆は、桜田武との対談で、

・衛生サックは需品本部の担当だった

・ゴムの原液は、南方からの略奪品だった

・名前をつけようと協議したら、青森の師団の出身者が“突撃一番”とつけた

ことなどを明らかにしています。』

〔日本軍「慰安婦」制度〕

『石坂啓作の「正しい戦争」に収録されている「突撃一番」の絵の中に、「日本が中国への侵略を深めるうちに起こってきたさまざまな問題―中国人婦女子への強姦、虐殺・・性病のひろがりによる戦力の低下・・・」とあります。日本軍は強姦や性病蔓延の防止という目的で「慰安婦」制度を作りました。ここでいう「慰安婦」は戦地にいる兵士の性のはけ口として使われた女性のことです。軍は、兵士が性病にかからないように「突撃一番」や「星秘膏」を支給しました。、また「防諜」という理由づけもありました。これはスパイ防止という意味です。軍人が戦地や占領地で民間の売春宿に通い、そこで軍の機密などをもらす恐れがあるから、慰安所を設置し軍が管理するということです。絵にはまた、「わたしたちはその防波堤の役割を課せられ、軍需物資として戦地へ送られてきたのです」ともあります。そして「慰安婦」の大半は当時植民地だった朝鮮の女性でした。』

神田の古書店で購入し書架にある「兵隊画像」は、これらのことを裏付ける書籍です。



「慰安所」の外景写真は見たことがありますが、「慰安所」の中はありませんでしたが、絵が上手な兵士だった富田晃弘氏が1972年に番町書房(主婦と生活社内・廃社)が発刊した「兵隊画集」の一頁にその絵がありました。



枕の右に矢印で示したところに「突撃一番」が散らばっているのが見えます。

富田氏の所属する第12師団24連隊が駐屯していたのは、旧満州のソ満国境、東寧付近城子溝から8キロの大城子でした。『町にはピイ屋が15軒ほどあった。日本人の婦(おんな)がいた。ピイが足りずに下士官の喧嘩が絶えなかった。』との記述もあります。

管理人の亡父は、1941〜3年まで旧満州牡丹江付近に第9師団の工兵として駐屯していました。99歳の母が90歳頃「お父さんも慰安所にいったようだよ。入り口には白い暖簾が掛かっていたと言っていた。」と、管理人にポツリと喋ったことがありましたが、富田氏と同じ関東軍第五方面軍の隷下だったことになります。



?富田氏の部隊駐屯地

?父の部隊の駐屯地

?女優藤原紀香さんのお祖父さんが、満蒙青年開拓団員として生活した「秋梨溝」(NHKが放映したファミリーヒストリー「藤原紀香〜中国の大地に誓った父の覚悟」から)

【追記】2013・11・23

檜山紀雄氏は、コンドーム「突撃一番」と軟膏「星秘膏」を「女たちの戦争と平和資料館」に寄贈しました。

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