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秘すべきことがはなはだ多い「大嘗祭」 

2019年11月16日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し



『新天皇が、即位後に行う大嘗祭。秘すべきことがはなはだ多いとされ、謎が多い。』工藤隆著「大嘗祭ー天皇制と日本文化の源流」帯文から
「大嘗宮の儀」が14日から15日にかけて皇居東御苑で執り行われました。
宮内庁公式ホームページに大嘗宮の平面図が公開されました。今後は一般公開されますので見学したいと思っています。大嘗宮そのものは解体されてしまいますが、来春には「東京の戦争遺跡を歩く会」主催の「大嘗宮跡の皇居東御苑を歩く」と題した歴史散策を企画致します。

宮内庁公開の平面図
【説明文】
大嘗宮について
大嘗祭は,稲作農業を中心とした我が国の社会に古くから伝承されてきた収穫儀礼に 根ざしたものであり,天皇が即位の後,初めて,大嘗宮において,新穀を皇祖及び 天神地祇にお供えになって,みずからもお召し上がりになり,皇祖及び天神地祇に対し, 安寧と五穀豊穣などを感謝されるとともに,国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを 祈念される儀式です。 皇位の継承があったときは,必ず挙行すべきものとされ,皇室の長い伝統を受け継いだ 皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式です。 大嘗祭の中心的儀式である「大嘗宮の儀」は,「悠紀殿 供 饌の儀」と「主基殿 供 饌 の儀」から成ります。今回,悠紀殿供饌の儀は令和元年11月14日の夕方から夜に ぎ かけて行われ,主基殿供饌の儀はその翌日の11月15日の暁前に行われます。


「国家・国民のために安寧と五穀豊穣などを 祈念される儀式」と書かれていますが、下記3枚の図面にある「神座(寝座)」・「御衾(おんふすま)」で執り行われる「秘めごと」も説明しなければ、下記のような論説となるでしょう。
『大嘗祭の内容を単に神と天皇の「共寝の儀式」であるとする説だけでなく、天皇と采女・女官等との「共寝の儀式」であるという「聖婚」説、あるいは天皇が「御衾」にくるまって「天皇霊」を受け継ぐという「真床追衾」説もあります。』(中島三千男氏)

11月15日朝日新聞3面「時事刻刻」の図面


雑誌「前衛」11月号中島三千男氏『「即位礼」「大嘗祭」のどこが問題か』から


工藤隆著「大嘗祭ー天皇制と日本文化の源流」より


管理人の参考記事
天皇即位の「大嘗祭」は、「聖婚」説か?「真床追衾」説か?

LITERAの記事
「大嘗祭」の秘密の儀式とは! 新天皇が寝座のある部屋に一晩こもり…秋篠宮は“宗教色”の強さを指摘し国費支出に異議

日本共産党は『大嘗祭は、即位した天皇が天皇家の祖先神とされる天照大神(あまてらすおおみかみ)と一体になり、民を支配する権威を身につけるという、純然たる宗教行事です。』(11月14日しんぶん赤旗)と説明しています。
しかし、憲法第二条 皇室典範には「皇統譜及陵墓」という天皇家の宗教に係わる規定がありますので、「象徴天皇制」と「天皇家の宗教行事」は切り離すことができない一対のものだと思っています。例えば「践祚」であり、神話の世界である「神武天皇畝傍山東北陵(うねびやまのうしとらのすみのみささぎ)」が一例です。

(了)

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