メニュー

最新の記事

一覧を見る>>

テーマ

カレンダー

月別

吾喰楽家の食卓

隠れ相撲ファン 

2019年09月27日 ナビトモブログ記事
テーマ:生活

第43代横綱の吉葉山が、大関になった頃なので、私が4歳だった時のことである。
ラジオの相撲中継を聞きながら、二人の兄とファンの力士について話をしたのを思い出した。
長兄は鏡里、次兄は栃錦のファンだった。
当時、私は誰のファンでもなかったが、二人との会話で、吉葉山のファンになることを決めた。
最高位ではなく大関の中から選んで、横綱になるのを応援しようと思った。
今、考えると、4歳としては、中々、しっかりとしたポリシーを持っていたと思う。

当時の解説者は、毒舌の天竜、辛口の玉ノ海、美声の神風などが活躍していた。
何れも力士の出身で、私は神風のファンだった。
神風は美声なだけではなく、事前に指摘した戦法が、その通りになることが少なくなかった。
今年は横綱不在の9月場所で、関脇御嶽海が優勝して幕を閉じた。
初場所で引退した稀勢の里(荒磯親方)は、この場所で解説者にデビューした。
現役時代には見せなかった笑顔だったので、改めて横綱時代の重圧が想像できた。

今頃になってではあるが、9月場所で気付いたことがある。
テレビで相撲中継を見ていても、呼出しの声が聞こえないのである。
呼出しは、懸賞の垂れ幕を披露したり、土俵を掃き清めたり、土俵の力士にタオルを渡す姿は、よく登場する。
ところが、役名の由来である、力士を呼出すところが映らないのだ。
取り込みが終わると、撮影角度を替えて、何度もスロービデオが流れた。
昔、小鉄という美声の呼出しがいたが、今は呼出しの声を楽しむことができない。

隠れ相撲ファンだが、落語と同じく、幼少の頃から馴染んでいた。
阿佐ヶ谷に、初代若乃花が活躍した花籠部屋があったので、稽古風景や優勝パレードを見に行った思い出がある。
塩を沢山撒く、若秩父という力士も、生家からさほど遠くない所に住んでいた。
現在、特に贔屓はいないが、立ち合いが綺麗な力士(貴景勝・宝富士・豊ノ島など)が好きだ。
外国人力士に多いが、派手なガッツポーズや、ダメ押しをする力士は嫌いだ。
両国国技館で呼出しの声を聞きながら、相撲を楽しみたいと思うが、中々、機会がない。

   *****

写真
9月26日(木)の昼餉(フィジリのガーリック&赤唐辛子ソース)と夕餉(赤海老塩焼・おでん)



拍手する


コメントをするにはログインが必要です

かめきちさんへ

吾喰楽さん

こんにちは。

テレビ放送が始まる前でしたね。
私は、同時期に落語や浪曲も聞いて楽しんでいました。
何故か、講談を聞いた記憶はありません。

2019/09/30 13:54:17

懐かしい

かめきちさん

あの頃の相撲は他に娯楽も少なかったせいもあってか、かなり面白いと思っていました。ラジオで聞くだけでしたがワクワクしながら聞いたものです。

2019/09/30 09:29:29

PR







上部へ