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絵入り随筆・悠々のつぶやき

日本ミツバチの分峰 

2019年05月02日 外部ブログ記事
テーマ:テーマ無し




飼っている日本ミツバチが分峰しました。
お隣の庭木に固まってとまっていてご主人が知らせに来てくれました。
お許しを頂いて庭に入れて戴き捕獲しました。
上の写真は新しい巣箱に捕獲した蜂を入れ、出入り口にハチマイッターを取り付けたところです。
女王鉢は働き蜂よりわずかにサイズが大きいので、働き蜂は出入りできても
女王蜂は通れない幅に仕切りを設けています。
働き蜂は女王蜂が出すフェロモンに引きつけられるので女王蜂が巣に居ればそこに定住してくれます。
蜂は巣に対するえり好みが激しいので捕獲した蜂が新しい巣が気に入らなければ出てしまうので、
女王を閉じ込める必要があるのです。
ハチマイッターを付けておいても逃亡することがあるので定住することを祈っています。

この巣箱は古い本家の方です。
本家と言ってもこの巣箱に居る女王は新しい女王バチで、以前の女王バチは新しい女王蜂が生まれると
群の半分位の働き蜂を引き連れて出ていきます。
次々に女王が誕生すると群は次第に弱小化しやがて消滅する事があります。
山里が過疎化してやがて住む人が居なくなるのと似ています。

古い巣の前にはミツバチの死骸が沢山落ちています。
幼虫の死骸も見られます。
毎年この時期に見られる現象です。
原因は農薬の散布です。
開花時期に農薬を散布されるとミツバチは農薬入りの蜜を集めて幼虫に与えます。
外に出て蜜を集める働き蜂と、蜜を受け取って幼虫に与える飼育係の蜂、
毒入り蜜を与えられた幼虫の全てが死んでしまします。
日本のお役所は遅効性で神経を狂わせて昆虫を退治するネオニコチノイド系の農薬を
人間には影響が無いという理由で大量に散布することを奨励しています。
その許容量は欧米はもとより、中国や韓国より緩やかなのです。
それでも日本ミツバチが消滅しないのは、日本ミツバチは蜂が個々の判断で蜜を取りに出掛けるからです。
西洋ミツバチはその群全員が同じ蜜源に出掛けて大量の蜜を効率的に集める習性があります。
欧米では昔からミツバチを飼育していて蜜を沢山捕る蜂だけに淘汰してきたからです。
日本では蜂蜜は自然界にある蜜を集める方式でしたから、日本の蜂は自然のままの姿を保っているのです。
その代わり日本ミツバチの蜜を集める量は西洋ミツバチの五分の一位なのです。
観光地などで売られている蜂蜜の値段は日本ミツバチのものは国産西洋ミツバチの蜜の五倍位します。
日本ミツバチの蜜はそれ程貴重なのです。
ちなみに中国産の蜂蜜は凄く安い物があります。
人件費が安いという事もあるでしょうが、中には巣箱の近くに砂糖水を置いてそれを蜂に食べさせると
大量の蜜が短期間で巣箱に貯まります。
蜂の身体を経由して居るから蜂蜜と言えないことはありませんが
花の成分は少ないのであまり安い蜂蜜は怪しいと思って下さい。
今朝見たら蜂の死骸は綺麗に無くなっていました。
予行性の虫が食べてくれたのでしょうが、その虫たちが地中でネオニコチノイドが
残っている蜂の死骸で死んだとしても地面の下のことで私には分かりません。
農林関係のお役人も製薬会社の人も知ろうとはしないでしょう。
土を耕すミミズも食物連鎖の犠牲になっているかも知れません。
ネオニコチノイドは即刻禁止すべきだと養蜂家は訴えているのですが、
沖縄も民意さえ無視し続けているお役人が養蜂家の小さな声などに耳を傾けることは有り筈が無いです。

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