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浅間山溶岩樹型保護員会 

2019年04月26日 外部ブログ記事
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「溶岩樹型の保護作業がありますので、参加できる方はお願いします」という話があった。浅間北麓ジオガイドの会の会長に行くことを伝えてあったので、今朝からそのつもりでいたが、生憎の雨が降り始めた。「雨でも決行ですか?」と電話をすると、「総会を兼ねているので一応皆さんに出席してもらっています」というではないか?総会?・・・
ピント来なかったが、急いで車を走らせた。現地にある小さなハウスには人が集まっていて私の到着を待っている様子だった。すぐに資料を渡され総会は始まった。
「浅間山溶岩樹型保護員会」という会があってガイドの会会長がこの会も会長をしていることが初めて分かった。私は即会員となり総会後の作業に参加した。
カッパを着て雨中の作業となったが、初めての参加なので要領がわからない。とりあえず熊手を持って落ち葉かきを実施した。落ち葉かきならもうプロだと、自分に言い聞かせながら口元は緩む。
 
溶岩樹型は天明3年(1783年)の浅間山大噴火による火砕流が樹林の中を流下するとき、幹のまわりを囲むようにして流れたため、樹林の多くは垂直のままその中に取り込まれ、一部の樹木は焼けて木炭となり、また一部は空洞となって深い井戸のような穴として残ったものだ。溶岩樹型は古井戸のように開いた縦穴の形状のため、落ち葉や土砂が侵入しやすく、定期的な除去作業が必要となる。また、風倒木の除去や周囲の清掃も行い、浅間山溶岩樹型区域の自然保護にもつながっている。
 
現在157の溶岩樹型の保護を行っているが、調査でまだその上の地域に1083もの溶岩樹型が見つかっているという。大森林であった場所に稀にみる火砕流の流れ方によって出来上がった溶岩樹型は、火山の噴火の様式や火砕流の流れ方を知るうえで重要だ。
昭和15年8月に国の天然記念物に指定されたが、その後昭和27年3月に特別天然記念物に指定されている。火山国である日本を代表する自然現象として長く保存されなければならない。
初めてのボランティア作業は雨だったが、特別天然記念物の保護作業は胸がワクワクする作業だ。溶岩樹型は何も知らずにのぞいてみるとただの穴。しかしその中にヒカリゴケが輝いている場所もある。溶岩樹型の成り立ちを説明することはとても意義深いに違いない。かくして私のガイドの場所は、吾妻渓谷&八ッ場ダム、浅間牧場、溶岩樹型と3か所になった。

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